画像: トヨタ クラウンの買取価格を公開!高く売る秘訣と適正査定を狙うための業者選びのポイントについて

トヨタ クラウンの買取価格を知りたい方必見です!国産を代表する高級車として多くの世代で人気あるクラウンは、買取店で欲しがる車種の一つです。しかし、適正に査定してもらうにはクラウンの良さをわかる業者でなければ難しいでしょう。さらに、高く売却するには少しだけ努力も必要です。ここでは、クラウンの実勢買取価格を公開し、少しでも高く売却する方法をお伝えします。

トヨタのフラッグシップ「クラウン」は、半世紀以上に渡り多くの人たちから愛されてきました。新型車が出るたびに最新装備で驚きと感動を与えたのもクラウンです。

そんなクラウンですが、中古車市場にはかなりの数が流通しているにも関わらず、安定した買取価格がつくのもクラウンの特徴です。

ここでは、楽天Car車買取からの情報提供のもと、トヨタ クラウンの実勢買取価格を紹介し、少しでも高く売却する方法と適正に査定する業者選びのポイントをお伝えします。

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トヨタ クラウンの買取価格データを公開!

トヨタ クラウンは、高級車にありがちな「リセールバリューが悪い」という方程式に当てはまらず、思った以上の高値で取引されています。

まずは気になるトヨタ クラウンの買取価格を公開します。なお、紹介するモデルは現在中古車市場での流通量がある程度ある12代目以降とさせていただきます(それ以前のモデルは買取データが少ないため、割愛させていただきます)。

12代目クラウンの買取価格データ

画像: 12代目クラウンの買取価格データ

12代目クラウンは、2003年12月に「ゼロクラウン」の愛称で登場し、エンジンやプラットフォームだけでなく、デザインも直線基調から流れるようなスタイリッシュなデザインになったことで発売直後から高い人気になりました。

気になる実勢買取価格は以下のとおりです。

年式ロイヤル買取総額アスリート買取総額マジェスタ買取総額
2004年90,800円~154,800円110,000円~292,000円266,600円~277,600円
2005年73,000円168,000円~190,000円385,000円
2006年75,000円~200,000円210,000円~309,400円160,000円
2007年110,000円~124,000円159,300円~312,700円205,000円

※情報提供:楽天Car車買取

ラグジュアリー仕様の「ロイヤル」、スポーティ仕様の「アスリート」、そして上級モデルの「マジェスタ」の買取価格を分けて記載しましたが、どのグレードも約20年も前のクルマとは思えないほど高値がついていると言っていいと思います。

中でもアスリートは、中古車市場で今もなお高い人気を誇るため、クルマの程度によってはかなりの高額査定が期待できます。

また、マジェスタはトヨタの高級車セルシオがレクサスに移行したことをきっかけに、トヨタの最高峰の高級車となったことから今でも人気のあるグレードです。

過走行の個体が多いことから買取が厳しくなっていますが、逆を言えば、走行距離が平均より少なければ大きなプラス査定をもらえる可能性も考えられます。

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13代目クラウンの買取価格データ

画像: 13代目クラウンの買取価格データ

2008年に登場した13代目クラウンですが、ここからハイブリッドモデルが投入されます。ロイヤルやアスリート、そしてマジェスタも今までどおり用意していましたが、ハイブリッドは、ほかのグレードとエクステリアデザインを変えて新たなグレードとして登場しました。

13代目は、デザイン面は12代目を踏襲しているものの、性能面では大きく異なります。特にハイブリッドモデルの登場、そしてアスリートにスーパーチャージャーを搭載したモデルの登場は、電動化とスポーティの原点であり、その後のクラウンに通じる部分が多いです。

そんな13代目の実勢買取価格は以下の通りです(マジェスタは買取データがなかったため割愛)。

年式ロイヤル買取総額アスリート買取総額ハイブリッド買取総額
2008年190,000円~489,000円250,500円~438,600円326,000円~449,000円
2009年432,000円~839,000円290,000円~500,000円714,100円
2010年310,000円~524,200円441,000円~501,000円
2011年776,200円~976,000円560,100円~853,000円
2012年834,000円1,010,100円~1,600,000円1,401,200円~1,754,000円

※情報提供:楽天Car車買取

どのグレードも年式相応で新しいほど買取価格が高くなっているため、相応の査定評価が行われると言っていいでしょう。

ただし、アスリートとハイブリッドは、どちらも中古車人気が高いので高額査定の傾向が認められます。

どのグレードも買取価格にかなりの差が見られる年代がありますが、これはクルマの走行距離や程度のほか、装備されたオプションやボディカラーが買取価格に大きな影響を与えているためです。人気の純正オプションが装備されていると、中古車市場で人気があるため、多少走行距離が多くても高値で買取されます。

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14代目クラウンの買取価格データ

画像: 14代目クラウンの買取価格データ

2012年にピンクのボディカラー、いわゆる「ピンククラウン」で世間をあっと言わせた14代目クラウンが登場します。ハイブリッドモデルがロイヤルとアスリートにも用意されたほか、当時の数々の先進技術が投入されました。例えばメカニカルなスイッチを廃止し、センターパネルに内蔵されたタッチパネルで様々な操作ができるトヨタマルチオペレーションタッチは、時代を先取りしたといえます。

この装備は今でも古臭さを感じさせないことから中古車市場で人気モデルです

気になる実勢買取価格は以下のとおりです。

年式ロイヤルの買取総額ロイヤルハイブリッド
の買取総額
アスリートの買取総額アスリートハイブリッド
の買取総額
マジェスタの買取総額
2013年1,064,000円1,236,000円1,796,000円1,125,000円~1,850,000円1,204,000円~1,580,100円
2014年2,171,200円1,123,000円~2,176,000円
2015年2,189,000円~2,712,000円
2016年2,069,000円2,822,000円
2017年2,807,000円

※情報提供:楽天Car車買取

どのグレードも高値を維持しているのがわかります。

また、14代目クラウンは流通量が多くてもアスリートのほうが高値で取引される傾向があります。ここにアスリートの人気の高さが窺えます。

14代目クラウンは、比較的新しいこともあり年式相応で買取されていますが、16代目も登場していることから、次第に買取価格は下がると予想されるため、売るなら早いほうが良いでしょう。

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15代目クラウンの買取価格データ

画像: 15代目クラウンの買取価格データ

2018年6月に15代目クラウンが登場します。歴代クラウンは登場のたびに先進技術が投入されてきましたが、今回は「つながるクルマ」、コネクテッドカーとして登場したのが注目ポイントでしょう。また、先代までのロイヤル、アスリート、そしてマジェスタの名称は廃止されたのも特徴です。

そんな15代目クラウンですが、気になる実勢買取価格は以下のとおりです。

年式ハイブリッドモデルの買取総額ガソリンモデルの買取総額
2018年2,325,000円~4,269,000円3,359,000円
2019年2,518,700円~4,001,200円
2020年3,872,000円~4,001,000円
2021年5,6090,00円

※情報提供:楽天Car車買取

年式によっては倍近い価格差も見られますが、これは走行距離が価格に影響しているといえます。

逆に走行距離が少なく劣化も少ない程度が良いモデルなら新車価格からそれほどかけ離れない買取価格がついています。

ただし、2022年秋に発売された新型クラウンの登場により、今後中古車市場でのタマ数は今後どんどん増えていきます。そうなると従来モデルの値下がりは避けられません。

もちろん新型は旧来のクラウンと趣はかなり異なりますが、それでもクラウンを求めるユーザーは新型であることに意味があると考えているため、旧型人気は次第に落ちるでしょう。

15代目クラウンの売却を考えているなら、早めに売却活動を開始した方が吉と出やすいです。

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トヨタ クラウンの中でも高額査定が期待できるモデルやグレードは?

トヨタ クラウンは高級車の法則には当てはまらないほど高値がつきやすいクルマですが、特に以下4つのような傾向が見られます。

  • スポーツ仕様の「アスリート」は高額査定を得やすい
  • 13代目以降ならハイブリッドも高額査定を得やすい
  • 高級車らしい装備が充実しているとプラス査定につながる
  • 人気のボディカラー「パールホワイト」「ブラック」なら査定額に期待が持てる

スポーツ仕様の「アスリート」は高額査定を得やすい

クラウンは高級車という位置付けには間違いありませんが、中古車になるほど若い方にも手が届きやすいため、アスリートが高額査定に期待が持てます。

アスリートの特徴は、クラウンらしさを残しながら、スポーティなスタイルに仕上がっていることです。また、実際にスポーツ走行もこなせる性能を持ち合わせています。ひとたびアクセルを踏み込むと、スポーツカー顔負けの動力性能を持つことや、コーナーを軽快に走り抜けられることがアスリート人気の一つです。

ただし高負荷をかけて乗られた個体が多いため、査定時にここはしっかりとチェックされます。劣化がひどいとあまり良い査定には結びつかないので、この点は留意しておきましょう。

13代目以降ならハイブリッドも高額査定を得やすい

13代目からクラウンにハイブリッドモデルが投入されましたが、専用デザインで固めたスタイルと、クリーンなイメージから瞬く間に人気になりました。

当時から人気だったために中古車市場でのタマ数も多いですが、未だに人気と需要があるので、買取価格も高額査定がつきやすい傾向です。

ハイブリッドモデルは燃費性能が大きく取り上げられがちですが、パワーも素晴らしく、さらに高級車らしい静粛性もあるため、有利な査定額を引き出しやすいと言っていいでしょう。

高級車らしい装備が充実しているとプラス査定につながる

クラウンは高級セダンであることから標準装備の充実度が高く、グレードによる高級感の違いはそれほど見られません。しかし、本革シート、純正ナビゲーション、そしてサンルーフが装備されているほうが買取では有利に扱われやすいです。

高級車は見た目の威厳も重要ですが、クルマに乗り込んだときの質感もかなり重要です。乗り込んだときに感じる高級感が高い装備があるほど買取では有利になるでしょう。

もちろん、本革シートは古くなるとひび割れなど痛みも出てくるので、キレイな状態でなければ期待はできません。しかしカーナビの場合、古いクルマに最新のカーナビが取り付けられていれば高額査定になることも多くありますから、高級装備の組み合わせで買取価格の期待値は大きく変わるといってよいでしょう。

人気のボディカラー「パールホワイト」「ブラック」なら査定額に期待が持てる

クラウンは、どの世代でもホワイトとブラックが高い人気を誇り、買取査定ではかなり有利です。特にホワイトパールは絶大な人気を誇り、ほかのボディカラーより頭ひとつ抜きん出ています。

これは「クラウンのイメージはホワイト」という方が多いことも理由です。さらにブラックカラーは、クラウンの威厳を高めて落ち着いた雰囲気に見せられるほか、磨きこむほどにツヤが素晴らしく高級な雰囲気を高められることから、こちらも人気が高い色となります。

このほかにもシルバー系なら汚れも目立たず、落ち着いた雰囲気の高級感が高められるのでホワイトとブラックに次いで人気のボディカラーです。

これらのカラーが買取では有利に働きやすいと言えるでしょう。

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トヨタ クラウンを少しでも高く買取りしてもらう秘訣6つ

トヨタ クラウンは人気モデルなので、買取店へ飛び込みで査定をしてもいい条件を提示されることは珍しくありません。

しかしながら、クラウンの査定額を今以上に引き上げるコツを覚えておいても損はありません。少しでも高く売りたい方は以下のポイントを意識してみるといいでしょう。

  • ①できるだけ多くの買取店で査定する
  • ②買取店選びを工夫する
  • ③クルマはキレイにしてから査定する
  • ④できるだけ純正に近い状態に戻しておく
  • ⑤整備記録簿を準備する
  • ⑥取扱説明書を準備する

①できるだけ多くの買取店で査定する

クラウンを査定する場合、買取店はできるだけ多く利用したほうが良いでしょう。

当然ですが、買取店によってクラウンにつける評価は異なります。それは、買取店が持っている捌き先(流通ルート)が異なるためです。つまり、クラウンを必要としている流通先を持っている業者ほど高く買取してくれるということです

専門店が高く買い取れるのはこういう仕組みで、そのクルマを必要としている得意先を抱えているからであって、さらに言えば専門店でなくても、得意先を抱えていれば高く買い取る業者はたくさんあります。

問題は、ユーザー側からそのお店が何が得意なのか見極めることは難しいということです。「●●専門店」と打ち出していればわかりやすいですが、そうでないお店もたくさんあります。

なので、できるだけたくさんの買取店を周り、評価を聞いてみることが解決策になるのです。これが「クルマを高く売るなら、たくさん査定をとるべき」と言われる所以です。

ご自身の足で回るのもいいですし、面倒なら一括査定でも構いません。とにかく、できるだけたくさんの買取店で査定を取ることが、クラウンの高額売却につながることは覚えておきましょう。

楽天Car車買取を利用してみませんか?

楽天Car車買取は全国2000超の買取店が参画する一括査定(オークション)サービスです。大手はもちろん、クラウンのような高級車に特化した専門店も含まれています。全国から様々な買取店の入札を受けれますので、お住まいの地域を越え、高額査定をつけてくれる買取店に出会えるでしょう。

また、希望買取価格を自分で設定できるので、納得いく査定額がつきやすいという特長もあります。

さらに、一括査定と違い、煩わしい電話営業は一切ありません。入札でどんどん価格が上がっていく様子がスマホから確認できるライブ感も好評で、車両チェックから出品までも、楽天Car車買取の専門スタッフが丁寧にサポートしてくれますので、初めてクルマを売る方でも安心です。

市場価値の高いクラウンだからこそ、少しでも高く売りたい方、初めてクルマを売る方におすすめのサービスですので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

【サービスの流れ】

  • 検査申し込み
  • 検査(楽天カースタッフによる第三者目線での車両検査)
  • オークション出品・入札
  • 売却手続き
  • 買取金額受け取り

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②買取店選びを工夫する

クラウンは中古車市場でも人気のあるクルマなので、大手買取店でも有利な条件を提示してくれることは十分にあり得ます。しかし、さらに買取店選びを工夫すれば、高値を提示する買取店を見つけられる可能性もあります。

買取店は独自スタイルを前面に出している業者も多いので、以下の4つのポイントを押さえて業者選びするとよいでしょう。

  • トヨタ系買取店で査定する
  • クラウン専門買取に相談
  • カスタムしているならカスタム専門買取へ
  • 古いクラウンなら旧車買取へ

トヨタ系買取店で査定する

買取店は、その店ごとに「どの自動車メーカーが得意か」が決まっている場合が多いので、トヨタ車であるクラウンはトヨタ系の車を多く扱う買取店で査定すると高額査定への期待が高まります。

逆に、トヨタ以外のメーカーに強い買取店で査定しても期待通りの査定は引き出しにくいでしょう。その理由は、ほかのメーカーの顧客は抱えていても、トヨタ車を欲しい顧客は少ないからです。

つまり、それぞれの買取店である特定のメーカーの買取に強いことがあるので、トヨタに強い買取店を選んで査定することがひとつポイントになります。

クラウン専門買取に相談

さらに言えば、クラウン専門買取で査定すると高額査定を引き出しやすいです。

クラウンは人気車種なので、クラウンのみを中古車として扱う店舗も多くあります。周りにクラウン買取専門店がなくても、クラウンの中古車を多く販売する店舗であれば、クラウンの買取も行っていることも少なくありません。例えば高級車専門店などが狙い目です。

もし買取りしていないお店でも、同業者の横の繋がりから、買取業者を紹介してもらえることもあるので、相談するのも方法です。

カスタムしているならカスタム専門買取へ

クラウンの中でもアスリートはカスタムしている車両が多くみられます。すぐに純正に戻せるカスタムならよいですが、純正に戻すには費用が高額になる場合は、カスタム専門買取に相談するとよいでしょう。

カスタム専門店には様々な種類がありますが、クラウンの場合は高級セダンのカスタムに強い買取店がおすすめです。もしお近くにあれば相談してみるといいでしょう。

古いクラウンなら旧車買取へ

古いクラウンは、買取査定が厳しいことが多いので、予想に反する買取価格だった場合は旧車買取に相談してみるのも一つの方法です。

年式が古いだけなら20年近く前のクラウンでも買取査定は期待できますが、それより古くなるとクルマの維持などのコストから一般買取では高値を出しにくくなります。

一方旧車買取専門店は、そういった古いクルマの取り扱いに特化しているので、期待が持てます。

特にプレミアムが付くほど古いクラウンの場合は、旧車専門買取のほうが価値を見出した査定額をつけるので有利でしょう。

③クルマはキレイにしてから査定する

買取査定に出す前に、高級車らしくクラウンをピカピカに仕上げておくと査定士に好印象が与えられます。査定では、クルマの第一印象も大切にしており、ぱっと見クラウンの立ち姿が査定を左右し、特に展示場映えするかを気にしています。

内外装のクリーニングは、いつも入念に行っている方も多いですが、査定では普段掃除が及ばない細かい部分もチェックされます。もちろん、汚れが多少残っていてもマイナス査定を取られる心配は少ないですが、プラス査定にはつながりません。

プラス査定につなげるには、クルマをどれだけ大切に扱ってきたのか十分にアピールする必要があり、それには洗車が一番簡単で手軽な方法です。

外装は高級車らしくピカピカに

外装のコーティングを施工しているクラウンも多くなりましたが、コーティングは施工しっぱなしでは効果を持続できせず、当初よりツヤは落ち、汚れも付着しています。そこで、コーティングメーカーが販売するメンテナンス剤でキレイにしておくと効果的です。さらにワックスなどでピカピカにツヤを出しておくと高級車らしさが高まるので評価アップに繋がります。

ガラスコーティングを施工していると、どうしても水ジミと呼ばれるイオンデポジットの付着が発生します。これは、ガラスコーティングが無機質である以上、避けられない汚れですが、通常のシャンプー洗車では全く歯が立ちません。

そこで、水垢落としシャンプーを使用してキレイに水ジミを落としておきましょう。中には、水垢落としシャンプーを使用するとコーティングがはがれると心配する方もいますが、買取されるクルマにコーティングの有無は査定に影響ありません。むしろ汚れが残っているほうが査定に悪影響を与えます。

さらに、普段から洗車機を使用していると、クルマ全体に洗車傷が付着しています。これは磨き作業をしなければキレイになりません。しかし査定では、洗車キズなどが酷いと磨きが必要として、マイナス査定を取られてしまうでしょう。

マイナス査定を取られないためにも、小傷をコンパウンドで落とせば、少ない費用で大きなプラス査定に結びつきます。

内装汚れは臭いの元なので隅々までキレイに

内装の汚れは臭いの原因にもなるので、細かい部分を徹底的にクリーニングします。特にドアとシートの間、シートとセンターコンソールの間、そしてシートの下などは入念に掃除機をかけます。さらに、フロアカーペットや天井に汚れが蓄積しているので、固く絞った雑巾で拭き掃除すると効果的です。

特に注意が必要なのは、喫煙車とペット同乗車です。これらは車内に汚れとともに臭いを付着させているので、できる限り汚れを落としてキレイにしておきましょう。

このほか、芳香剤もマイナス査定を取られます。芳香剤は好みが分かれるため、中古車市場で芳香剤の香りが残っていると購入者から敬遠されます。査定に出すと決めたら早めに芳香剤を降ろして脱臭剤で香り消しをしておきましょう。

④できるだけ純正に近い状態に戻しておく

高級車のクラウンの買取では、純正が好まれるためカスタムパーツなどを取り付けているなら、できるだけ純正に戻しておくとよいでしょう。

クラウンを中古車で販売する場合、多くのユーザーは純正を選びます。それは、トヨタの高級車の価値は純正部品が高いと感じているからです。もちろん、すでにカスタムしたクラウンを買い求めるユーザーもいますが、それは極僅かであり、一般的に人気はありません。

カスタムはオーナーの色がクルマに大きく反映されるほか、好みも人それぞれ異なります。その点、純正であれば、どのクラウンも同じスタイルなので、個性が強い心配がありません。さらに車高を変えるなど、走行装置にカスタムしていると、故障の心配や乗り心地の悪化などのデメリットがマイナス査定になるため、買取前には純正に戻すとよいでしょう。

クラウンは基本的に純正が高額買取

クラウンを所有すると、ホイールを社外品に交換している車両も多くみられますが、クラウンは純正ホイール1本でも高額査定につながります。

例えば降雪地域にお住まいの場合、スタッドレスタイヤで査定に臨む方も見られますが、スタッドレスタイヤはマイナス査定になるので必ず夏タイヤを装着しておきましょう。

また、純正が良い理由はクラウンのブランド力の高さにもあります。フラッグシップモデルとしてトヨタの技術の粋を集めたクルマであり、その時代ごと最高の装備と質感で登場しています。

カスタムが悪いわけではありませんが、純正は誰が乗っても安心して乗れるクルマであり、さらに誰もが乗り心地や質感に満足できる仕上がりになっています。

カスタムは、一部を交換すると純正のバランスが崩れるため、それを補うため次々とカスタムを続けた方も多いでしょう。しかし、カスタムが純正を超える乗り心地や質感を誰もが感じることはできません。ほんの些細なカスタムもバランスを崩しているので、高額買取を狙うなら小さいパーツも純正に戻しておきましょう。

純正パーツが残っている場合は、一緒に査定に出しても良い

クラウンのカスタムパーツを純正に戻せない場合は、純正パーツも一緒に査定すると評価が高くなります。買取店では自社のサービス工場でパーツ交換も可能なので、純正パーツがあれば、カスタムしていても大きなマイナス査定は避けられます。

カスタム部分を純正に戻しにくい場所には、サスペンション周りやエアロパーツがあります。中でもサスペンションに車高調キットやエアサスキットを取り付けていると、純正に戻す工賃がかなり高額になります。そこで自分でパーツ交換できないようなら、純正品パーツを一緒に査定に出したほうが、トータルで費用はお得になるでしょう。

⑤整備記録簿を準備する

クラウンにも整備記録簿が用意されていますから、査定前に整備記録簿を確認して時系列で準備しておきます。古いクラウンは、整備記録簿の枚数も多くなりますが、クルマの経歴を調べるために必要となるのですべて準備します。

整備記録簿は、クラウンにどのような整備をしてきたのか調べる唯一の資料です。仮に、整備記録簿がないと、クルマの定期交換部品が適正に交換されているか判断が付きません。

もちろん、査定時に口頭で交換部品を査定士に告げることも可能です。しかし、見えない部品の交換は、実際にクルマを分解して点検するまで本当に交換されているのか確信がもてないため、査定では口頭による整備を伝えても無意味です。

整備記録簿は、車検や点検整備をすると記載されますが、整備工場などの扱い方によって、グローブボックスの奥に丸まってしまっていることもあるので、よく確認して全て準備しておくとよいでしょう。

⑥取扱説明書を準備する

クラウンの取扱説明書は公式HPから手に入ることもありますが、冊子として車両に備え付けられていることに価値があるのです。取扱説明書をクルマから降ろして忘れている場合は、忘れずにクルマに載せておきます。

クラウンは、年式が新しくなると純正ナビゲーション用の取扱説明書が用意されますから、それも一緒に提示します。さらに、純正オプションでETC車載器やドライブレコーダーを取り付けている場合も、それらの取扱説明書も忘れずに査定で提出しましょう。

取扱説明書がなくてもクルマは動かせますが、クラウンのように純正で装備が豊富な場合は、取扱説明書がないとクルマを使いこなせません。そのため、取扱説明書が紛失しているとマイナス査定を取られるので準備を忘れないようにしましょう。

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クラウンの買取に不安がある場合の対処法

クラウンを買取に出す場合、何らかの不安を抱えているオーナーもいるのではないでしょうか。人気あるクラウンはどんな状態でも買取されているので、状況に合わせて以下の3つの方法で買取査定を使用するとよいでしょう。

  • 事故修理してある場合ほど多くの業者で査定比較する
  • 水害にあったクラウンは専門業者で査定する
  • 故障や破損があっても修理しない

事故修理してある場合ほど多くの業者で査定比較する

クラウンは、高級車なので事故による修理履歴があると査定に影響が出ることも少なくありません。そこで、修理経験があるクラウンほど多くの買取業者で査定をし、評価を伺ってみましょう。

高級車の中でも流通台数が多いクラウンは、買取で選好みされる傾向があります。それは、展示場に並べるなら程度が良いクラウンが良いと考えるのが当たり前で、見るからに修理跡がわかるクラウンは買取がかなり厳しくなります。

しかし中古車として程度がまったく同じクラウンは2つとないので、売りたいクラウンの状態が欲しい方とマッチしていれば、買取店もどうしても欲しくなります。

それが、修理履歴があっても、ユーザーが欲しい状態のクラウンであるなら問題視されません。そこで、多くの買取店で査定すれば高く買取りする業者を見つけられます。

修復歴があっても人気車種クラウンは競合できる

事故を起こしたクラウンを査定した時に「修復歴があるため高値は難しい」と評価されることもあるでしょう。

しかし、クラウンは人気車種が故、修復歴があっても高値で買取されることもあるので諦めずに複数の買取店で査定しましょう。

クルマの修復歴とは、一般に事故車のことを指します。しかし、修復歴と判断されるには、内部骨格にダメージがある事故車のことであり、バンパーをこすっただけなど、簡単な事故は修復歴になりません。

クラウンは中古車流通が多いですが、それよりもユーザーの選好みも激しいため、中古車店も顧客の意にかなうクラウン探しに手間取っています。特に、若い方も欲しがるクラウンは、値段の安さも重要になってくるため、修理状況が良い修復歴車は、タイミングが合うとかなり良い金額で買取されます。

水害にあったクラウンは専門業者で査定する

昨今、自然災害が急増し、大切な愛車クラウンが水害にあってしまった方も多いのではないでしょうか。水害にも程度があり、フロアが少し湿る程度であれば、問題なく走行できるクラウンが多くみられます。

しかし水害は、次第にクルマに悪影響を与えるので、買取ではかなり不利といえます。そこで、水害にあったクラウンは、訳あり専門に買取する業者に相談するとよいでしょう。具体的には廃車買取専門店などがおすすすめです。

少し車内に水が浸入しただけなら車内を乾燥させればエンジンも始動することも少なくありませんが、しかし、水害にあったクルマの車内は独特な泥臭がするほか、水分がカーペット下などに溜まり、ボディのサビや配線の腐食原因になります。

動くようなら問題ないように思われがちですが、車内への水の侵入は、その後の復元に大きな費用がかかる恐れがあるので、一般買取では敬遠されます。そこで、廃車買取に相談することがおすすめです。

こうした業者は海外に流通ルートを持っており、日本と違う価値観で評価をしてくれます。特に新興国では「動くこと」「クルマとして機能していること」が第一に考えられるため、査定額が伸びることも少なくありません。

もし一般買取で敬遠されてしまった場合は廃車買取専門店への相談も選択肢に入れてみましょう。

故障や破損があっても修理しない

クルマに長く乗っていると、破損、故障の1つや2つは不思議ではありません。ここで「査定に影響があるのでは?」と気になる故障や破損ヵ所を修理しても、その費用を査定額で回収できません。つまり、修理費用は無駄になるので何もせずに査定したほうがお得です。

買取査定では、修理や故障があるとマイナスされますが、そのマイナス費用は実際にエンドユーザーが修理する費用より安く設定されています。その理由は、買取したクラウンを修理する場合、自社で修理できるため、工賃を安くできるからです。

また、少しクルマのことがわかるからと、バンパーの角などを自家塗装しても査定士の目はごまかせません。市販の塗料とプロが使う塗料は全く異なるので、どんなにキレイに仕上げたつもりでも質感の違いから査定はマイナスを取られてしまうでしょう。

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トヨタ クラウンの買取でよくある質問

Q.クラウンのローンが残っていますが、買取できますか。

A.基本的にローンが残っていても買取可能です。まずはローン会社に残債を確認してから買取店で相談しましょう。一般的に残債は買取金額で相殺されますが、返済金額に足りない場合は、買取店で新しいローンの紹介などをしてもらえるので聞いてみることです。

Q.クラウンの買取に手数料はかかりますか。

A.一般買取のほとんどは、買取時に手数料が発生することはありません。もちろん、出張査定も無料なほか引き取りも無料で行う業者が多いでしょう。ただし、離島やクルマの移動が通常の方法では困難な場合は、引き取り費用が発生する場合もあるので問い合わせてみるのが安心です。

まとめ

クラウンは中古車市場で人気車種なので、できるだけ多くの買取店で査定すると高値を引き出せます。ただし、査定前には、しっかりと洗車して大切にしてきたクラウンをアピールすることもポイントです。

さらに高値を引き出すには、買取店選びも工夫し、クラウンを適正に査定する買取店を選ぶようにします。特にアスリートは、多くの買取店で欲しがるグレードですが、カスタムが多いと査定が低いことも多いので、純正にできるだけ戻すことも高く売却するポイントです。

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