エクステリア以上にユニークなインテリア
1960年代のクラシック MINIにインスパイアされたというインテリアは、きわめてシンプルだ。ドアを開けるとウエルカムサウンドが流れ、中を覗くと比較的小径のステアリングホイールと、有機LEDディスプレイくらいしか目立つものはない。
だが、インターフェースの操作によって投影される動画はダッシュボード全体からドアパネルまで投影される。これには3つのエクスペリエンス モードが用意され、その動画と調和したサウンドも組み合わされる。
ダッシュボードやドアパネルには再生ポリエステル製ニット織物、ヘッドレスト一体型のシート座面にはフラットニットやベルベット ベロア、ワッフル織りの布地などが採用されている。そしてエースマンでは、エクステリアもインテリアもクローム エレメントが完全に排除されている。ステアリングホイールをはじめとしたインテリアのパーツにレザーは使用されていない。
「デジタル化によって、少ない操作で最大限の体験をできるMINI コンセプト エースマンは、乗員が車内で総合的な体験が得られるようにすることを完全に重視したデザインになっている」と語るハイルマー氏。
次世代のMINIに関しては、2023年中に何らかのアナウンスが発表される予定だ。もちろん、エースマンに採用されたものが次世代のMINIにすぐに反映されることはないだろうが、これからのMINIの有り様を垣間見せてくれた。MINI フリークはもちろん、クルマ好きならじっくりと見ておきたい、ユニークなモデルだ。
「MINI エレクトリック フューチャー」 概要
●日程:2023年3月3日(金)〜5日(日)
11時〜20時30分(最終入場は20時)
●会場:The Iceberg
東京都渋谷区神宮前6-12-18
●入場料:無料