欧州デビューから約3年半の大幅アップデート
メルセデス・ベンツGLAはAクラスをベースとしたクロスオーバーSUVとして誕生、現行2代目は本格的なコンパクトSUVとして人気を集めている。一方、GLBはGクラスを思わせるごつい外観と3列7人乗りのユーティリティを身にまとって、2代目のGLAの兄弟車としてデビュー。GLAとGLBは2020年6月に揃って日本上陸を果たしている。
そして今回、メルセデス・ベンツのSUVにあって重要なポジションを占めるこの2台が、欧州デビューから約3年半が経過して初の本格改良を行った。
新型はまずフロントマスクをはじめとした外観デザインを一新。GLAはダイナミックな印象の新デザインのフロントグリルを採用、フロントバンパーにはアンダープロテクションが組み込まれた。
GLBは4つの水平ルーバーとスリーポインテッドスターを備えたSUVフロントグリルと新しいデザインのアンダーボディを採用、印象的なフルLEDヘッドライトとリアライトが外観を引き立てる。
高性能なフルLEDヘッドライトシステムはGLAも装備。LEDライトにはリアも含めて新しいライトシグネチャーが導入されている。
インテリアでは新デザインの自立型ダブルスクリーンが、今回のアップグレードのハイライト。7インチと10.25インチの2つのディスプレイを標準装備し、オプションでワイドな2つの10.25インチディスプレイも選べる。
ARTICO人工皮革のコンフォートシート、レザーステアリングホイール、ハイビームアシスト、バックカメラなど装備も充実。ドライビング アシスタンスや次世代の駐車支援パッケージなど安全支援もステップアップしている。
搭載されるガソリンエンジンはすべて電動化。マイルドハイブリッドモデルにはベルト駆動のスタータージェネレーター用の48ボルトオンボード電源が装備される。250eのプラグインハイブリッドはさらに進化、改良された高電圧バッテリーにより、モーターでの航続距離は大きく伸びた。
アップデートされたGLA/GLBは間もなく欧州で販売開始、日本登場もそう遠くないはずだ。