2020年3月のリニューアルで1階が4店舗のフードコートに
東京湾の海沿いを走る首都高速「湾岸線」と、それと並行して羽田と横浜をつなぐ首都高速「横羽線」。その2本の高速をつなぐのが首都高速「大黒線」です。そして「大黒線」と「湾岸線」が、大黒ふ頭の上で交わる場所にあるのが、今回紹介する大黒PA。本牧へ至る横浜ベイブリッジにつながる、横浜エリアの首都高速の要衝にあるパーキングエリアです。また、大黒PAは、その周囲を高速道路が回廊のように囲んでいるのも特徴のひとつです。
交通の要衝というだけでなく、横浜ベイブリッジも近く他にはない景色もあり、立ち寄りスポットとして非常に人気の高いパーキングエリアといえるでしょう。そんな人気パーキングエリアである大黒PAは、2020年3月にリニューアル。1階部分はラーメンを提供する「横浜龍麺」、蕎麦店の「大黒庵」、定食系の「徳屋」、カフェの「D.G.C」の4店が揃うフードコートと、首都高最大規模のショッピングコーナーに。2階は無料のラウンジと貸会議室&コワーキングスペースになっています。
観光スポットをイメージする、驚きいっぱいのチャーシューメン
さて、リニューアル後の大黒PAで定番となっているのが「横浜龍麺」が販売する「THE 大黒チャーシュー麺」(1300円)です。2020年に発売になると、すぐに人気を集めてしまったというメニューです。ポイントは、山盛りになったモヤシと巨大なチャーシュー。高くそびえるモヤシは横浜みなとみらい地区の高層ビル、丸いチャーシューは大観覧車という、横浜のランドマークをイメージしているとか。
そんな「THE 大黒チャーシュー麺」を目の前にすると、なかなかの迫力! 巨大なチャーシューは2枚も載っていますし、ゆで卵は2つも入っています。見た目はヘビーですが、食べてみると意外な味にびっくり。醤油ベースのスープは、すっきりしています。また、モヤシは豆板醤が混ぜられていて、ちょっとピリ辛。麺は細くて縮れています。「横浜なんだから、家系なのかな?」と予想していたら、まったく違った味だったのです。
とはいえ、おいしさは大当たり。ピリ辛でシャキシャキのモヤシと、甘く蕩ける大きなチャーシュー、そしてタップリあるゆで卵を楽しみつつ、気がつけばアッという間に完食してしまいます。ボリュームたっぷりですが、最後までおいしく食べられる一杯でした。