2023年3月28日、日産自動車はR32型スカイラインGT-Rをベースに、日産の最新電動化技術を織り込んだ「R32 GT-R EVコンバージョン」のコンセプトモデルの製作を開始すると発表した。世界にたった1台の「R32 スカイラインGT-R EV」となる。
「最新の電動化技術を載せて、もっとワクワクするクルマを造りたい」
日産には「GT-R」や「フェアレディZ」など、「走り」や「運転の楽しさ」が感じられるモデルがある、そして、そんなモデルやパワフルなエンジンの魅力に憧れ、情熱を持って入社した多くの技術者がいる。
1989年8月に発表されたR32型スカイラインGT-R。「GT-R 16年ぶりの復活」として大きな注目を集めた伝説的モデル。
そんな多くの技術者は、現在、入社当時と同じ情熱で最新の電動化技術の研究を行い、より安全で、ワクワクするドライビング体験を届けるためにクルマ造りに日々邁進している。
このプロジェクトは、そんな技術者の「最高に好きなクルマに、今、自分が最高と思う技術を掛け合わせたら、世の中の人がもっとワクワクするクルマを作れるのではないか」という思いをきっかけとしてスタートした。
ベースとするクルマは、日産の技術者が愛し、国内外の数々のレースで勝利を収め、今もなお世界中のファンから高い支持を受けている「R32型スカイラインGT-R」。そこに日産の最新電動化技術を織り込むことで、世界に1台のEVコンバージョン コンセプトモデルを製作する。
当時のクルマに憧れて日産に入社した技術者が、最先端のEV技術をR32型GT-Rに搭載したら、どのようなモデルが完成するのか。
そのEVコンバージョンモデルを通じて、多くの人々にEVならではのワクワクする運転体験や魅力を伝えることができるのではないか。この取り組みの様子は、3月28日より日産公式Twitterで作業、進捗の様子も含めて発信していく。
