安全装備に新機能を追加。快適装備も充実
マツダのコンパクトカー、マツダ 3は日本では「アクセラ」の車名で2003年に初代が登場したが、輸出仕様は「マツダ 3」の車名で販売されていた。2018年に世界初公開され、翌2019年に発売された4代目からは世界共通車名を用いることになり、日本仕様も「マツダ 3」となった。ボディタイプは、ファストバックと呼ばれる5ドア ハッチバックと4ドア セダンが設定されている。
今回の商品改良では、安全性と利便性・快適性を向上させ、新たに外板色を追加した。主な商品改良の概要は、以下のとおりだ。
安全装備に新機能を追加し、安全性を向上
1)AT誤発進抑制制御[前進時/後退時]の進化
従来の「クルマ・壁などの障害物」に加えて、「歩行者(前方)」も検知対象となった。
2)ドライバー モニタリングの進化
「わき見警報機能」を新たに追加。運転者のわき見を検知すると、画面表示と警報音を用いて運転者に注意を促す。
新装備や機能を追加し利便性・快適性を向上
1)10.25インチ センターディスプレイを採用
従来の8.8インチから、大型化した10.25インチ センターディスプレイを新たに採用。
2)モバイル機器のワイヤレス接続機能、ワイヤレス充電の追加
アップル カープレイ/アンドロイド オート接続機能(有線)に加えて、ワイヤレス接続機能(アップル カープレイ対応)を追加。
ワイヤレス充電(Qi)、USB タイプC端子(照明付き)を追加。
3)コネクティッドサービスの提供機能拡充
見守りプラン(マツダマイカーケア、ドライバーケア)、リモートエンジンスタートなど、CX-60向けに提供していたプランおよびサービスを新たにマツダ 3でも利用できる。
新たな外板色の追加
「セラミックメタリック」を新規設定。
また、ボディタイプやエンジン、オプションなどの見直しも図られた。セダンのエンジンはマイルドハイブリッド(e-SKYACTIV G)とディーゼルのみになり、ファストバックでも1.5LのMT車や4WDなどがフェードアウトしている。
主なグレードと車両価格は、ファストバックが15S(1.5L/6速AT/FF)の228万8000円からX ブラックトーンエディション(2L+スーパーチャージャー/6速MTまたはAT/4WD)の386万6500円。セダンは20S プロアクティブ(2Lマイルドハイブリッド/6速AT/FF)の259万3800円からXD プロアクティブ ツーリングセレクション(1.8Lディーゼル/6速AT/FF)の310万5300円となっている。
なお、紹介した装備に関してはグレードによって標準装備であったりオプション設定であったりするので、詳細はマツダ 3のWebサイトを参照されたい。