MINIでは初のドイツ生産モデル
![画像: カモフラージュされた次期MINIクロスオーバーの写真を公開。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2023/04/08/3fb41963bdd6158fab176b5a1b09e03ce62481c7_xlarge.jpg)
カモフラージュされた次期MINIクロスオーバーの写真を公開。
MINIは2030年代前半までにフルBEVのブランドとなることを目指している。今回公表された次期MINIクロスオーバーはその先鋒となる重要なモデルで、2023年11月にBMWグループのライプツィヒ工場で生産が開始されるという。ちなみにMINIモデルがドイツ国内で生産されるのは初めてとなる。
![画像: ボディサイズが拡大され、より居住空間は広がっている。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2023/04/08/2860a10eb691e8b753ac57e3fd4288b2f0c92f97_xlarge.jpg)
ボディサイズが拡大され、より居住空間は広がっている。
MINIクロスオーバーの第1世代は2010年に登場しており、MINIモデルで初めて4輪駆動、5ドアを採用したコンパクトSUVとして、一気に人気モデルの仲間入りを果たした。
2017年には初めてのフルモデルチェンジを実施。第2世代にはMINI初のプラグインハイブリッドモデルとしてMINIクーパーS E クロスオーバー オール4がラインナップに加えられ、電動化の先駆け的存在となった。
![画像: 全車BEVで、2WD(前輪駆動)と4WDの設定がある。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2023/04/08/a2f2c23d4b1d3bd79f70a757e9747f2d3f8f377e_xlarge.jpg)
全車BEVで、2WD(前輪駆動)と4WDの設定がある。
ブランド初となる4輪駆動の電気自動車
そして次期MINIクロスオーバーは完全電動のBEVへと進化を遂げる。最大のMINIモデルとなる新世代のMINIクロスオーバーE は140kW(191ps)を発生して前輪を駆動する。
そしてブランド初の4輪駆動の完全電気自動車となる、MINIクロスオーバーSEオール4 の設定もトピック。フロントとリアのアクスルに統合された2つのドライブユニットは、 システム最大出力230kW(313 ps)を発生する。バッテリー容量は64.7kWhで、推定航続距離は約450kmを想定している。
ボディサイズの情報も公開された。全長は約13cm伸びて4429mmに拡大しており、居住スペースはより広くなって快適さを提供。さらに全高は約6cm高くなって1613mmとなり、ヘッドルームがさらに広がっている。
![画像: 走行時にCO₂を発生しないだけでなく、素材でもCO₂削減を目指している。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2023/04/08/d4b0526bd140a6c0de2f7d0616a5d6f14594e7ca_xlarge.jpg)
走行時にCO₂を発生しないだけでなく、素材でもCO₂削減を目指している。
次期MINIクロスオーバーは、生産における環境適合性も兼ね備えている。たとえばインテリアでは、ダッシュボード、ステアリングホイール、ヘッドライナーとフロア、フロアマットの表面には、ペットボトルやカーペットの端材から得られる再生ポリエステルを使用している。
従来の素材に代わるこの素材は、CO₂排出量を最大85%削減しており、次世代のMINIモデルが環境に配慮していることをアピールしている。