2023年5月5日(ドイツ現地時間)、メルセデス AMG から「AMG GT 4ドアクーペ」の6気筒モデルのアップグレードが発表された。6気筒モデルには「43 4マティック+」と「53 4マティック+」がラインナップされる。なおドイツではV8モデルの「63S 4マティック+」とそのハイブリッドモデル「63S Eパフォーマンス」も設定されている。

新デザインのフロントエプロンを採用

画像: アップグレードされて登場したメルセデス AMG GT 4ドアクーペの6気筒モデル。空気を導くような形状のフロントカウル外側のエアインテイクも新しい。

アップグレードされて登場したメルセデス AMG GT 4ドアクーペの6気筒モデル。空気を導くような形状のフロントカウル外側のエアインテイクも新しい。

AMG GT 4ドアクーペはメルセデス AMGブランドの独自開発モデルとして2018年春にワールドデビュー。リアゲートを備えた4ドアクーぺで、2019年には日本に導入されて人気モデルとなっている。

日本仕様のラインナップは当初、6気筒モデルの43 4マティック+と53 4マティック+、V8モデルの63S 4マティック+に加え、特別仕様としてハイブリッドモデルの63S Eパフォーマンスも登場したが、現在は6気筒モデルの43 4マティック+と53 4マティック+の2モデル構成となっている。

今回ドイツで発表されたのはそのふたつの6気筒モデル。V8モデルのデザインを引き継いだ新しいフロントエプロン、ジェットウィングのようなラジエーターグリルの下の大きなエアインテークが特徴で、空力および冷却効果を高めている。

画像: V8 スタイリングパッケージをはじめ、クロームパッケージ、カーボンファイバーパッケージ、エアロダイナミックパッケージなどを用意。豊富な仕様が設定される。写真は53 4マティック+。

V8 スタイリングパッケージをはじめ、クロームパッケージ、カーボンファイバーパッケージ、エアロダイナミックパッケージなどを用意。豊富な仕様が設定される。写真は53 4マティック+。

インテリアでは電動スライド式サンルーフと後席用のスマートフォンワイヤレス充電が標準装備となり、 インテリジェントなデジタル インフォテインメント システム MBUX (Mercedes-Benz User Experience) も新しいデザインとなっている。

装備関係では、V8 スタイリングパッケージを選択すると、新デザインのフロントエプロン、ブラック基調のラジエーターグリル、ディフューザー付きのリアエプロンが装備される。フロントスプリッターはクロームパッケージで高光沢クロームに、カーボンファイバーパッケージではカーボンになる。またV8 スタイリングパッケージと組み合わされるエアロダイナミックパッケージでは、フロントスプリッターとフリックに新しい形状が与えられる。

パワーユニットはいずれもISGを装備する3L 直6ターボエンジンで、「43 4マティック+」が270kW(367ps)、「53 4マティック+」が320kW(435ps)というスペックは従来と変わらない。

画像: オプションの Burmester サラウンド サウンド システムを装備すると、ドルビー アトモスの新しいサウンドを体験することができる。

オプションの Burmester サラウンド サウンド システムを装備すると、ドルビー アトモスの新しいサウンドを体験することができる。

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