プジョー リフター ロングGT(Peugeot Rifter Long GT)
現行モデル発表日:2023年1月20日
車両価格:455万円

しなやかな乗り心地が心地いい

SUV風ミニバンとして人気のプジョー リフターに7人乗りロングボディが追加された。

画像: 全長が+355mm、ホイールベースが+190mm 延長され、標準ボディとは段違いのボリューム感がみなぎっている。3列目シートは2 座独立式で、大人2人が座っても余裕の空間が広がる。

全長が+355mm、ホイールベースが+190mm 延長され、標準ボディとは段違いのボリューム感がみなぎっている。3列目シートは2 座独立式で、大人2人が座っても余裕の空間が広がる。

ロングボディ化によって室内スペースも大きく広がり、3列目シートに備わったスライド機構をいちばん後ろに設定すれば、身長171cmの私が腰掛けても膝まわりには14cmほど、頭上にも10cmほどの空間が残る。

搭載されるパワートレーンは、1.5Lディーゼルターボエンジンのみとなる。もっとも、標準ボディと比べて車重に50kgしか差がないのだから、これでも絶対的な動力性能に不満を覚えることはないはず。また、ディーゼルエンジンとは思えない軽快な吹け上がりに魅了されることだろう。

乗り心地は基本的に標準ボディと同傾向でゆったりとして心地いい。いや、ひょっとするとこちらの方がしなやかと思えたほど。理由のひとつは、ロングホイールベース化でタイヤからの衝撃がうまく分散されたことだろう。

また想定される積載重量が増えれば、一般的にはサスペンションのバネレートを高くするところだが、リフター ロングはバネレートはあまり変えず、サスペンションストロークで重量増に対応したと考えられる。だとすれば、乗り心地が良くなったと感じられるのも当然のことといえる。

リフターロングは「働くクルマ」的なキャラクターが明確だ。幼い頃から「働くクルマ」に惹かれていた者には、リフター ロングがごくナチュラルに魅力的と映るはずである。

少し高めのシートポジションでハンドルを握っているだけで嬉しくなってしまうのは、おそらく私ひとりだけではないだろう。(文:大谷達也)

プジョー リフター ロングGT 主要諸元

全長:4760mm
全幅:1850mm
全高:1900mm
ホイールベース:2975mm
車両重量:1700kg
エンジン:直4DOHCディーゼルターボ
総排気量:1498cc
最高出力:96kW(130ps)/3750rpm
最大トルク:300Nm/1750rpm
駆動方式:FF
トランスミッション:8速AT
乗車定員:7名
サスペンション形式:前ストラット、後トーションビーム
タイヤサイズ:215/60R17

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