電動車の代表的ニーズである「低電費」「静粛性」に応えるべく開発
「アドバン スポーツ EV」は、同社のハイパフォーマンスカー向けタイヤ「アドバン スポーツ V107」をベースに、EVをはじめとした電動車の代表的なニーズである「低電費」「静粛性」に応えるべく開発した、プレミアムEV向けウルトラハイパフォーマンス サマータイヤだ。同社はすでにBMWやメルセデスAMGなどのプレミアムEVを含むさまざまな電動車向けに新車装着(OE)用タイヤを納入しており、今回の「アドバン スポーツ EV」には、それらの開発で培った技術を惜しみなく投入している。
「低電費」については、OEタイヤ開発で実績のある低転がり抵抗のコンパウンドを採用して航続距離の拡大に貢献する。また、ウエット性能も高次元で両立しており、濡れた路面での安全性を提供する。
「静粛性」については、専用設計のポリウレタンフォーム「サイレントフォーム(SILENTFOAM)」をタイヤの内面に貼り付け、走行時に路面の凹凸により発生する空洞共鳴音を低減し、不快なノイズを減らすことで快適な車内空間を作り出す。タイヤサイドには「SILENTFOAM」の刻印を施している。
なお、トレッドパターンは、ハイパフォーマンスカー向けのOEタイヤおよび市販用タイヤとしても定評のある「アドバン スポーツ V107」のデザインを踏襲している。
さらに、「アドバン スポーツ EV」は同社が新たに展開する電動車対応商品であることを示す独自のマーク「E+(イー・プラス)」を採用した商品第1弾となる。「E+」マークは「低電費」「静粛性」など電動車に特徴的なニーズに対応する技術を搭載したタイヤについて、タイヤサイドへマークを打刻するほか、カタログやWebサイトなどに表示して、ユーザーのタイヤ選びをサポートする。
発売サイズは、235/45ZR18 98Y XLから265/35R22 102Y XL(XLはエクストラロードタイヤ)まで、全16サイズ。前述のように、2023年秋ごろより欧州などで順次発売予定だが、日本での発売に関しては現段階では未定だ。