ランボルギーニ福岡といえば「ツーリング」
千葉 ここのオープンはいつですか。
入江一奈さん(以下入江) 2018年に新しいCIをお店に導入するため移転してオープンしました。
千葉 そのCIというのは、具体的にはどういったものなんですか。
入江 全体的な色や高さ、床の素材や壁、商談スペース、ライトなど、このお店のすべてがそうです。
千葉 ある程度広さが必要ですね。
入江 このぐらいのサイズが必要ですという指定があるのでそれに合わせて場所を探しました。この通り沿いは福岡の中で、輸入車販売店が多いので拠点にしたかったというのもここを選んだ理由です。
千葉 福岡では1店舗ですか。
入江 九州で1店舗です。弊社は、ランボルギーニの正規ディーラーとして1番歴史が長く、ランボルギーニジャパンができたタイミングでディーラー権をいただき、最初に福岡を立ち上げています。
千葉 1番長いお客様は、創業当時からいらっしゃるんですか。
*入江**オープン 当時にご購入いただいたお客様が、そのクルマを大切に乗られていらっしゃいます。
*千葉** それまで営業してたところから、ここに移転してお客さんの評判みたいなのはどうですか。
入江 お店がオープンなデザインになったので、すごく入りやすくなったようです。今まではちょっと入るのに少し躊躇したけど、「ここでは躊躇しなくなった」という話はよくお聞きします。
谷口 任さん**(以下谷口) ガラス張りですからね。
千葉 ワークショップはありますか。
谷口 真裏に併設しています。
入江 ワークショップが離れている場合も多いようですが、ここは珍しいと思います。セールスとアフターセールスのコミュニケーションが取りやすく、お客様から聞いた情報をそのまますぐにアフターセールスと共有でき、すぐに対応できるのはいいところです。
千葉 レヴエルトのお客さんは、すでにいらっしゃるんですか
入江 はい、いらっしゃいます。
谷口 日本の納車がいつからスタートかわかりませんが、来年は限られた台数が入るとは聞いてます。
千葉 新車が導入されるまでディーラーの仕事はどうなりますか。
入江 お客様はランボルギーニに興味があって来店いただいているので、その興味を持ち続けていただけるようお話をさせていただいています。何かあればすぐにご連絡させていただけるようコミュニティを作らせていただいています。
また3カ月に1度は必ずツーリングも開催しています。うちの代表がもともとツーリングが好きというのもありますが、「ランボルギーニ福岡といえばツーリング」というイメージが定着しています。そしてそれを楽しみにしていただいてる方も多く、参加者はどんどん増えています。ちなみに先月は熊本に行きましたが、最終的には40台近く集まりました。
千葉 それはランボルギーニジャパンが開催する規模ですよね。
入江 日帰りのランチツーリングで、各地の休憩スポットに集まる自由な感じのスタイルです。ただ運営側は、こういったクルマなので駐車できるかできないかの調査からスタートしますが、「ここよかったよ」、「ここ置けたよ」という情報をお客様に教えていただくこともあります。
千葉 何回も参加されたり協力的な方が多いんですね。
谷口 お客様はとても協力的ですし、次はいつ?とも聞かれます。
入江 秋ぐらいには泊まりのツーリングしたいですね。これまでは北海道にも行ったことがあります。
谷口 沖縄も、四国も行きましたね。入江四国のお客様も多いので。そういうイベントでこそ見える雰囲気だったり、ランボルギーニはこんなんだと感じていただくいい機会になります。
実際乗ってみたいという方には、ロング試乗やワインディング路も走ったりしてサイズ感や乗り心地、街乗りできるのか、高速はどんな感じなんだろうかなど、実際に試していただかないとわからない部分は、そうしてご案内させていただきます。
千葉 フラッグシップのレヴエルトへの期待はどうですか。
谷口 電動化への変化ですかね。
入江「レヴエルトはかっこいいね」と思っていただけます。新しいお客様との出会いに期待しかないです。どのようなお客様がまたランボルギーニの世界に入っていただけるのだろうかと、今からそわそわしますが、とても楽しみです。(文:Motor Magazine編集部 千葉知充/写真:坂本未来)