2023年7月28日(現地時間)、F1第13戦ベルギーGPがスパ・フランコルシャンサーキットで開幕する。ポイントは今季3番目のスプリントフォーマットとなること。金曜日に予選、土曜にスプリントシュートアウトと100kmのスプリントが行われるため、マシンのセットアップは金曜日の1時間しかないため、スプリントと決勝のどちらを重視するのか、どちらも取りに行くのか、チームの動きにも注目が集まる。

昨年は14番手グリッドからフェルスタッペンが大逆転勝利

昨年2022年のベルギーGPは、年間使用規定数を超えたパワーユニットのエレメント交換によるペナルティによって14番手グリッドからのスタートとなったフェルスタッペンが、チームメイトのペレスを含む他のドライバーを圧倒するスピードを見せつけて楽々と逆転勝利を飾った。

画像: 波乱の多いスパ・フランコルシャン。2022年ベルギーGPでは、フェルスタッペンが14番手グリッドから大逆転勝利を飾った。

波乱の多いスパ・フランコルシャン。2022年ベルギーGPでは、フェルスタッペンが14番手グリッドから大逆転勝利を飾った。

異次元の速さの前を行くフェルスタッペンは、14番グリッドからライバルたちを1台また1台と捉え、12周目には早くも首位浮上。その後、1回目のタイヤ交換で一旦はポジションを落としたが、18周目に再び首位に立つとそこからは後続を突き放して独走した。

画像: 昨年2022年のベルギーGPのタイヤ戦略。ほぼすべてのドライバーが2ストップ戦略を選択した。

昨年2022年のベルギーGPのタイヤ戦略。ほぼすべてのドライバーが2ストップ戦略を選択した。

【参考】2022年F1第14戦ベルギーGP決勝 結果

1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル)44周 
2位 11 S.ペレス(レッドブル)+17.841s
3位 55 C.サインツ(フェラーリ)+26.886s
4位 63 G.ラッセル(メルセデス)+29.140s
5位 14 F.アロンソ(アルピーヌ・ルノー) +73.256s
6位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+74.936s
7位 31 E.オコン(アルピーヌ・ルノー) +75.640s
8位 5 S.ヴェッテル( アストンマーティン・メルセデス) +78.107s
9位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・レッドブル) +92.181s
10位 23 A. アルボン(ウイリアムズ・メルセデス)+101.900s
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13位 22 角田裕毅(アルファタウリ・レッドブル ) +105.217s
ファステストラップ: 1 M.フェルスタッペン(レッドブル)

タイヤを供給するピレリはベルギーGP開幕に向けて「スパ・フランコルシャンはシルバーストンや鈴鹿と並び、タイヤに大きな力がかかるサーキットです。今年のベルギーGPにハード=C2、ミディアム=C3、ソフト=C4と昨年と同じコンパウンドを供給します。昨年はほぼすべてのドライバーが2 ストップ戦略を選択、3 つのコンパウンドすべてが使用されました。スパ・フランコルシャンは天候の変化が大きく、さまざまな路面コンディションが想定されますが、今年はスプリントフォーマットで行われるため、フリー走行の機会が金曜日の予選前の1時間しかなく、いかに早くマシンをセットアップするかも課題となるでしょう」と分析している。

画像: 【参考】2022年F1第14戦ベルギーGP決勝 結果

さて2022年はどんなレースとなるのか。第14戦ベルギーGPは7月28日13時30分(日本時間20時30分)から始まるフリー走行で開幕する。

■2022年F1第13戦ベルギーGP タイムスケジュール

フリー走行:7月28日13時30分〜14時30分(日本時間20時30分〜21時30分)
予選:7月28日17時〜18時(日本時間24時〜25時)
スプリントシュートアウト:7月29日12時〜12時44分(日本時間19時〜19時44分)
スプリント:7月29日16時30分〜17時30分(日本時間23時30分〜24時30分)
決勝(44周):7月30日15時〜(日本時間22時〜)

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