日産は2023年8月1日、フェアレディZ 2024年モデルを発表した。フェアレディZは一部仕様を向上したほか、新たにフェアレディZ NISMOを追加する。また、東京オートサロン2023に出展し、好評だったフェアレディZ Customized Edition(カスタマイズドエディション)を再現できる日産純正アクセサリーパッケージを2023年10月下旬に発売する。

これぞZの真骨頂! フェアレディZ NISMOが920万400円で登場

画像: フェアレディZ NISMO。スタイリングは優れた機能性とNISMOのスピリット、そしてZらしさを表現している。

フェアレディZ NISMO。スタイリングは優れた機能性とNISMOのスピリット、そしてZらしさを表現している。

新設定されるフェアレディZ NISMOは、さまざまなNISMO専用チューニングを行っている。エンジンは、出力を298kW(405PS)から309kW(420ps)に、最大トルクは475Nm(48.4kgm) から520Nm(53.0kgm)に向上させ、パワフルな加速を実現した。

また、トランスミッションは変速レスポンスと耐久性を向上させることで、俊敏なシフトチェンジを可能としている。

ステアリングとボディのねじり剛性を高めるとともに、シャシに施されたチューニングや、新設定のトラクションモードが、狙い通りのラインをトレースできる、正確なステアリング操作をサポートする。

ブレーキにはNISMO専用ブレーキシステムを採用することで、本格的なスポーツ走行を実現します。ドライブモードには、NISMO専用のSPORT+モードを含む、3種類のドライブモードを設定し、使用シーンに応じた最適なチューニングを施した。

全面グロスブラック塗装の鍛造アルミホイールを新設定

ワイドリムながら軽量化も両立した新ホイールを採用。車体の基本となるボディ構造もNISMO専用の補強を行っている。

エクステリアは、フロントグリル、フロントとリヤバンパー、フェンダーモール、サイドシルプロテクター、リアスポイラー、そしてリアLEDフォグランプがNISMO専用パーツとして開発されている。

低重心かつ長く伸びやかなスピード感を演出し、ダウンフォースを強化するとともに、空力性能を向上させた。

フロントグリルのメッシュは、日産GT-R 2024年モデルでも採用した、通風抵抗の少ないハニカムデザインとし、風をすくい取る形状のエアガイドスロープとの相乗効果により冷却効率を最大化した。

また、新たに設定した19インチの全面グロスブラック塗装の鍛造アルミホイールは、剛性と軽量化を両立した9本のラジアルスポークデザインで、リム幅を広げながらも軽量化を図っている。

インテリアは、フェアレディZのシンプルでスポーティなインテリアをベースに、さらにドライバーの運転への集中を高め、スポーツ走行を盛り上げるカラーと素材を組み合わせた。

NISMO専用チューニングのRECARO製スポーツシートは、ブラックのパーフォレーション付きアルカンターラとレザー素材を組み合わせ、ノンスリップ機能と高い質感を両立している。

ボディカラーは専用色のNISMOステルスグレー/スーパーブラック 2トーンを含む、全5色をラインアップした。

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