日本仕様はディーゼルターボ+6速ATの組み合わせ
トヨタのクロスカントリー4WD、ランドクルーザー（以下、ランクル）には300シリーズのステーションワゴン、ライトデューティモデル（プラドから今回発表された250シリーズに代わる）、そしてヘビーデューティモデルの3シリーズで展開しているが、日本ではヘビーデューティモデルの70シリーズは2014年から導入されていなかった。
今回、70シリーズのデビュー40周年となる2024年を目前に、時代に合わせてアップデートされたた新しいランドクルーザー「70」が2023年の冬から継続販売モデルとして日本国内でも復活することになった。
公開されたのはプロトタイプということで詳細は公表されていないが、パワートレーンには力強い動力性能と低燃費を両立する2.8Lのディーゼルターボエンジンと6速ATが組み合わされ、パートタイムで4輪を駆動する。
ボディスタイルは1984年にデビューした当時の70シリーズと基本的に変わってはいないが、歩行者保護基準の関係でボンネットは少し持ち上げられて厚みのあるものとなっている。丸型のヘッドランプをはじめ、灯火類にはLEDを採用している。また、今まで日本に導入されていた70シリーズのランクルは「1」ナンバー登録だったが、今回のモデルは「3」ナンバー登録になるようだ。それゆえ、リアシートの居住性は向上している。
ステーションワゴンの300シリーズ、ライトデューティモデルの250シリーズ、そしてヘビーデューティモデルの70シリーズと、2024年には日本でもランクルの3シリーズがそろい踏みすることになる。
トヨタ ランドクルーザー 70シリーズ（プロトタイプ） 主要諸元
●全長×全幅×全高：4890×1870×1920mm
●ホイールベース：2730mm
●エンジン型式：1GDｰFTV型
●エンジン種類：直4 DOHCディーゼルターボ
●総排気量：2754cc
●最高出力：150kW（204ps）
●最大トルク：500Nm（51.0kgm）
●トランスミッション：6速AT（スーパーECT）
●タイヤサイズ：265／70R16
