スーパー耐久シリーズ最終戦で盛り上がる富士スピードウェイ。そのグランドスタンド裏のイベント広場に、さりげなく飾られていたのがこの、ユニークなカラーリングのホンダ車でした。正体は日本には導入されていない新型CR-Vをベースとする燃料電池車(FCEV)。ですが、2024年に北米に続いて日本でも販売が計画されているとのこと。大柄なSUVは国内でも人気なだけに、その復活を応援したいところです。

そもそも、新型CR-Vはそうとうカッコよし

日本市場向けは2022年末に発売を終了していたCR-Vが、図抜けた存在感をまとった新型に進化して、帰ってくる!ことになりそうです。北米では権威ある自動車専門誌で10ベストアウォードに4回も選ばれるなど、HONDAブランドを代表するモデルとして確固たる地位を築いています。

画像: 北米仕様のCR-V(ハイブリッド)。全長はおよそ4.7mはともかく、全幅が1.8mをゆうに超えることが、日本市場への導入をホンダが躊躇していた理由かもしれない。もっとも、昨今そのくらいの大柄SUVはざらだし、そうしたボリューム感がかえって人気を博している側面もあるだけに、今回の「復活」で新たなCR-V人気が起きる可能性だってある。

北米仕様のCR-V(ハイブリッド)。全長はおよそ4.7mはともかく、全幅が1.8mをゆうに超えることが、日本市場への導入をホンダが躊躇していた理由かもしれない。もっとも、昨今そのくらいの大柄SUVはざらだし、そうしたボリューム感がかえって人気を博している側面もあるだけに、今回の「復活」で新たなCR-V人気が起きる可能性だってある。

そもそも、新型CR-Vは抜群にスタイリッシュです。引き締まったフォルムの中に、ほどよい重厚感と頑丈さを漂わせつつ、スポーティな味付けも十二分。定評あるインテリアの質感も含めて、ZR-Vとはまた違った「リッチさ」を感じさせています。ハイブリッドも設定され、ホンダの電動化戦略のイメージリーダー的な意味でも、注目されているようです。

今回、富士スピードウェイに姿を現した「CR-V FCEV」は、さらなるホンダ流サスティナビリティをグレードアップする1台と言っていいでしょう。

燃料電池スタックなどGMとの共同開発による次世代燃料電池システムは、構造面での効率化や素材の最適化などによって、2019年モデルのクラリティ フューエル セルに対してコストが3分の1まで抑えつことを目標値として掲げています。耐久性も向上しており、SUVとしての高い実用性も含めて考えれば「マイカー候補の1台」に十分なりうるはずです。

要素研究の段階では「従来のディーゼルエンジンと同等の使い勝手やトータルコストの実現を目指して要素研究を開始しています」(2023年2月2日発表の公式リリースより)と聞けば、期待値は大いに高まります。

This article is a sponsored article by
''.