和風モダンにリニューアルして2023年6月にオープン
そろそろ冬の気配が感じられてきた2023年秋、中央自動車道で最もフレッシュなPAといえるのが、同年6月にリニューアルオープンしたばかりの境川PA(上り)です。甲府盆地のほぼ中央にある小さなPAの建屋は、リニューアルで規模を約1.6倍に拡大。外観は光沢ある白をベースとしたものになりました。
この光沢ある白は、現在建設中のリニア中央新幹線をイメージしています。実は、将来的に境川PA(上り)の上を、リニア中央新幹線の高架が通る計画となっているのです。そのため、建屋を少し移動させる必要があったというのが、今回リニューアルされた理由のひとつでもありました。
新たにできた建屋の中は和風モダン風。地元自慢の「とあるスイーツのお店」も新たに出店して、魅力度がさらにアップしています。
「シャトレーゼ」による渾身のスイーツ
リニューアルにあわせて新たに出店した、「とあるスイーツのお店」とは、全国にチェーン展開する「シャトレーゼ」のこと。その本社は山梨県にあるのです。そのため、「シャトレーゼ」初の高速道路出店に、この境川PA(上り)が選ばれたというわけです。
そんな「シャトレーゼ ハイウェイショップ」では、山梨にある工場から直送で、焼き菓子やシュークリーム、アイスクリーム、和菓子などが販売されています。さらに、境川PA(上り)の店内では、「プレミアムアップルパイ」(399円)が焼き上げられており、お店でもナンバー1の売上げを誇っているとか。
半月型で厚みある「プレミアムアップルパイ」(399円)にかぶりつけば、予想以上にサクサクで柔らかなパイ生地をこえて、すぐに具材となるアップルのキャラメリゼにたどり着きます。甘さと酸味がバランスするジューシーなリンゴの味と、カスタードクリームの味、そして欧州産バターを使ったパイ生地の味が混然一体となり口の中に広がってゆきます。
まさに“プレミアム”の名にふさわしい、ゴージャスなおいしさ。その場でひとついただき、さらに、おみやげ用にもうひとつ欲しくなるスイーツです。人気が高いも当然のことですね。