2023年12月、スズキのコンパクト ハッチバック「スイフト」が4代目にフルモデルチェンジされた。そのディテールを写真で紹介しよう。

スイフトの良さはそのままに、さらに進化を遂げる

2004年の発売以来、世界累計で約900万台を販売しているスズキのコンパクト ハッチバック「スイフト」。新型は「コンセプト」として2023年10月に開催されたジャパンモビリティショーに出展されたが、市販モデルはほぼそのままで登場した。

従来型と比べて全長こそ15mm伸びたが、それ以外のサイズはホイールベースも含めて同じだ。しかも、前後ウインドーの傾斜角やルーフの長さなどもほとんど変えずに、スイフトらしいシルエットを踏襲している。それでも、フロントまわりは従来型のイメージを踏襲しつつ、より立体的な顔つきとされている。

インテリアは、インパネとドアトリムをつなげたデザインが特徴的で、ドライバーとクルマの一体感を強調している。非対称デザインのメーターや、ドライバー側に8度傾けたセンタークラスターなども、運転のしやすさを追求している。

エンジンは、排気量こそ同じ1.2Lだが新開発直3 DOHCに換装。上級グレードではマイルドハイブリッドを組み合わせる。トランスミッションも新開発のCVTだが、一部のグレードには5速MTも用意される。駆動方式はFFが基本で4WDも設定。

他社のコンパクト ハッチバックよりは購入者の平均年齢が約10歳若い(44.8歳)スイフトだが、新型では年配の人はもちろんZ世代にも受け入れられる、気軽に使えるクルマを目指して進化させたという。近い将来には「スイスポ」ことスイフトスポーツも新型が登場するだろう。こちらも楽しみな1台だ。

スズキ スイフト ハイブリッドMZ 主要諸元

●全長×全幅×全高:3860×1695×1500mm
●ホイールベース:2450mm
●車両重量:950kg
●エンジン:直3 DOHC+モーター
●総排気量:1197cc
●最高出力:60kW(82ps)/5700rpm
●最大トルク:108Nm(11.0kgm)/4500rpm
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:レギュラー・37L
●WLTCモード燃費:24.5km/L
●タイヤサイズ:185/55R16
●車両価格(税込):216万7000円

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