2023年12月25日、日産は東京オートサロン2024(以下、TAS2024)に出展するコンセプトカーの詳細を公表しました。カスタム性重視から実用的なモデルまで、多岐にわたるコンセプトカーを出展する予定です。今回はその中から、「MARCH Patissier CONCEPT(マーチ パティシエ コンセプト)」をご紹介します。

本物のパティシエとパティスリーの雰囲気をマーチに落とし込んだ

画像: ルーフラックやリアドアのパネルなどをウッド調にすることで落ち着いた雰囲気を演出。

ルーフラックやリアドアのパネルなどをウッド調にすることで落ち着いた雰囲気を演出。

「マーチ パティシエ コンセプト」は、2023年の東京オートサロンに出品した「CUBE Refreshed & Retro Concept」に続く、中古車プロジェクトの第二弾となります。走行距離約8.7万kmの2016年式マーチをベースに、パティシエが使うクルマを作るとしたら・・・というコンセプトに基づいて企画されました。

このコンセプトカーの制作にあたり、徳島県阿南市で菓子店を営む若手パティシエールの高橋初姫氏を主人公にして、彼女の活動を支える1台するべく仕上げたといいます。もちろん、高橋氏の意見や希望も採り入れられています。また、内外装に使われている色調や素材感は、彼女が営む店舗からインスピレーションを得たものです。

スイーツの出張販売にも対応した実用的な機能もインストール

画像: スイーツの移動販売をイメージして商品を陳列。荷室の両サイドにはラックも追加されている。

スイーツの移動販売をイメージして商品を陳列。荷室の両サイドにはラックも追加されている。

インテリアはウッド調素材やピスタチオグリーン、少々のゴールドといった色が使われています。落ち着きのあるこの雰囲気は今風にいうと“CHILL”といったところでしょうか。荷室には冷蔵庫が搭載されています。さらにこれを動かす電源はリーフのバッテリーを再利用した「ポータブルバッテリー from リーフ」を使用しています。

一方、リアサイドウインドウにはマグネットで固定できる黒暗を配置し、車内に載せきれいない荷物を積めるルーフラックなど、移動販売にこのクルマを使うことも想定したアイテムが取り付けられているなど、一見ファンシーなコンセプトカーに見えますが、実はかなり現実味があるのです。

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