ハイウエイ ドライブの楽しみのひとつといえば、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)での食事やおみやげ。今回は東名高速道路の牧之原SA(下り)のグルメを紹介しよう。

まぐろチャーシューと糸削りが独特のコクを生む

画像: 「焼津 堅魚屋 新丸正」の看板メニューとなる「まぐろ追い節香る塩そば」(1000円)。

「焼津 堅魚屋 新丸正」の看板メニューとなる「まぐろ追い節香る塩そば」(1000円)。

続いては、同じくフードコートの「焼津 堅魚屋 新丸正(やいづ・かたうおや・しんまるしょう)」のラーメンです。こちらのお店は焼津鰹節の製造元「新丸正」とコラボしたラーメン店で、マグロやカツオを使った出汁に、御殿場天然醸造醤油の老舗「天野醤油」こだわりの醤油かえしを使っています。

今回紹介するのは、こちらの看板メニューである「まぐろ追い節香る塩そば」(1000円)。チャーシューには、第15回全国水産加工品総合品質審査会において「水産庁長官賞」を獲得した「まぐろチャーシュー」を使用。こんもりと載せてあるのが、マグロの糸削りです。

透きとおった塩ベースのスープは、意外にも甘め。さっぱりしつつもコクがあります。たっぷりのマグロの糸削りとスープを一緒にいただけば、滋味豊かなマグロのおいしさが口いっぱいに広がります。マグロのチャーシューはトロっとしていて、脂のおいしさが備わっています。ユニークかつ、しっかりとおいしいラーメンです。

ぜいたくにカツオをいただく定番メニュー

画像: 「焼津の網元 いちまる」の名物となるのが、地元の食材を使う「わら焼鰹のたたき定食」(1100円)

「焼津の網元 いちまる」の名物となるのが、地元の食材を使う「わら焼鰹のたたき定食」(1100円)

最後のメニューは、フードコート「焼津の網元 いちまる」の名物、「わら焼鰹のたたき定食」(1100円)です。こちらのお店は名前からもわかるように、隣の焼津漁港で水揚げされたマグロやカツオをぜいたくに使った定食やどんぶり類を提供しています。

中でも、この「わら焼鰹のたたき定食」は、ド定番メニューとして観光客に熱く支持されている一品です。いただいて思ったのは、「カツオがスゴく新鮮!」ということ。ニンニクも大葉も必要ありません。タレも用意されていますが、おすすめは海藻に海水を含ませて作った藻塩(もしお)。シンプルに塩だけでいただくほうが、よりカツオ本来のおいしさが味わえるというわけです。地元だからこそ楽しめる、ぜいたくなグルメです。

海の幸と山の幸に恵まれた静岡。そんな静岡の底力を感じることのできるグルメです。(文と写真:鈴木ケンイチ/取材協力:中日本エクシス)

画像: 牧之原SA(下り)のフードコート。窓が広く、明るく、広々としている。

牧之原SA(下り)のフードコート。窓が広く、明るく、広々としている。

東名高速・牧之原SA(下り)

●営業時間
牧茶庵:24時間営業
焼津 堅魚屋 新丸正:8時~21時
焼津の網元 いちまる:8時~21時
※コロナ禍の影響により、営業時間が変更になる場合があります。
 価格等は、2024年2月時点のものとなります。

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