2024年3月15日(現地時間)、日産自動車はアメリカ・テネシー州ナッシュビルで北米仕様の「ニッサン GT-R」の特別仕様車「Takumi Edition」「Skyline Edition」を発表した。ごく限られた台数が生産される特別仕様で、北米市場における究極の最新仕様となる。

R35型として17年に及ぶ進化の集大成

「GT-R」は日産の高性能モデルとして、1969年に3代目「スカイライン」で登場。現行モデルであるR35型は2007年に6代目として登場したが、この6代目からスカイラインから独立したモデルとしてラインナップされている。

画像: 北米市場で発表された特別仕様車「ニッサン GT-R Takumi Edition(匠エディション)」。VR38DETT エンジンを手作業で組み立てる名匠を称えて設定されたモデル。ボディカラーは「ミッドナイトパープル」。

北米市場で発表された特別仕様車「ニッサン GT-R Takumi Edition(匠エディション)」。VR38DETT エンジンを手作業で組み立てる名匠を称えて設定されたモデル。ボディカラーは「ミッドナイトパープル」。

「究極のドライビングプレジャーを追求する」というコンセプトのもとで設計された現行R35型GT-Rは、誕生以来、モデルイヤーごとに進化を続けて、世界を代表するハイパフォーマンスモデルに成長、日本市場では3月14日に最新の2025年モデルが発表されたばかりだ。

今回北米市場で発表された特別仕様車「Takumi Edition」「Skyline Edition」は、その日本仕様の
2025年モデルに呼応するかのように登場。北米市場でもGT-Rの人気は高いが、現行R35型GT-Rは年内に生産終了するのでは言われており、R35型として17年に及ぶ進化の集大成として北米でも大きな注目を集めている。

画像: 「ニッサン GT-R Takumi Edition」のVR38DETTエンジン。組み立てを担当した匠の名前が入ったエンジンバッジには赤色のエッチングが施される。

「ニッサン GT-R Takumi Edition」のVR38DETTエンジン。組み立てを担当した匠の名前が入ったエンジンバッジには赤色のエッチングが施される。

特別仕様車「Takumi Edition」は、VR38DETTエンジンを手作業で組み立てる「名匠」を称えるモデルで、エンジンバッジに赤色のエッチングが施され、エンジンベイにはゴールドのプレートが取り付けられている。

ボディカラーは特別色のミッドナイトパープル、インテリアも専用のモリグリーンで、カーボンセラミックブレーキ、ゴールドのレイズ製鍛造20インチホイール、専用のワイドフロントフェンダーが装備されるなど、特別感が演出されている。

一方、特別仕様車「Skyline Edition」はGT-Rの歴史と伝統を感じさせるモデルで、「プレミアム」グレードをベースに、R34型スカイラインGT-Rで定番だった「ベイサイドブルー」のボディカラーを採用し、それに新しい「ソラブルー」のインテリアカラーを組み合わせる。

画像: 北米市場で発表された特別仕様車「ニッサン GT-R Skyline Edition」。R34型スカイラインGT-Rで定番だった「ベイサイドブルー」のボディカラーを採用。

北米市場で発表された特別仕様車「ニッサン GT-R Skyline Edition」。R34型スカイラインGT-Rで定番だった「ベイサイドブルー」のボディカラーを採用。

2つの特別仕様車の詳細や車両価格はまだ明らかになっていないが、今夏、非常に限られた台数がアメリカのニッサンディーラーに入荷される予定という。

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