2024年4月19日〜21日(現地時間)、世界耐久選手権(WEC)第2戦イモラ6時間がイタリア・ボローニャ近郊のイモラサーキットで行われる。3月に行われた開幕戦カタールではポルシェ勢が表彰台を独占。激戦が予想されていたハイパーカークラスはこのままポルシェの独走となるのか、開幕戦で5位に終わったトヨタの反撃はあるのか。世界の名だたる9メイクス19台のプロトタイプカーが威信を賭けて戦う、壮大なレースの第2ラウンドが始まる。

高速コーナーが多く、トリッキーでオーバーテイクが難しいコース

第2戦イモラ6時間が行われるイモラサーキット(正式名称アウトードロモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ)は、イタリアらしい高速コース。1953年の開設以来、何度かコースが改修されているが、タンブレロ、アクア・ミネラリ、バリアンテ・アルタ、バリアンテ・バッサなど有名な高速コーナーは健在だ。

コースの特徴は、ストレート部分こそ長くないが、高速コーナーが多く、アップダウンもあり、コース幅は場所によって狭くトリッキーなこと。そのため、オーバーテイクが難しく、しばしばアクシデントも起こる。しかも、ピットレーンが528mと長いためピットインでのロスタイムが大きく、タイヤ交換は有利な作戦とは言えず、タイヤ戦略で順位を上げるのも難しいから厄介だ。

イモラサーキットではエミリア・ロマーニャGP、かつてはサンマリノGPの名称でF1グランプリが行われているが、世界トップレベルの耐久レースが開催されるのは、1984年のイモラ1000km以来、40年ぶりとなる。

画像: 第2戦イモラ6時間が行われるイモラサーキットの全景。かつての超高速コースをうかがわせるコースレイアウト。

第2戦イモラ6時間が行われるイモラサーキットの全景。かつての超高速コースをうかがわせるコースレイアウト。

画像: イモラサーキットはイタリア・ボローニャ近郊の丘陵地帯にある高速コース。世界トップレベルの耐久レースが開催されるのは、40年ぶりとなる。

イモラサーキットはイタリア・ボローニャ近郊の丘陵地帯にある高速コース。世界トップレベルの耐久レースが開催されるのは、40年ぶりとなる。

WEC第2戦イモラ6時間は、日本時間4月19日金曜日19時から始まるフリー走行で幕を開ける。

2024年WEC第2戦イモラ6時間 タイムスケジュール

フリー走行1回目:4月19日金曜日12時〜(日本時間19時〜)
フリー走行2回目:4月19日金曜日17時15分〜(日本時間24時15分〜)
フリー走行3回目:4月20日土曜日11時10分〜(日本時間18時10分〜)
予選:4月20日土曜日15時45分〜(日本時間22時45分〜)
決勝:4月21日日曜日13時〜(日本時間20時〜)

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