2024年4月24日(現地時間)、メルセデス・ベンツ Gクラスのマイナーチェンジモデルがアメリカ・ロサンジェルスと中国・北京で同時に発表され、ラインナップに電気自動車版の「G580 with EQテクノロジー」が加わった。昨年秋のジャパンモビリティショー2023で公開された「コンセプトEQG」が、いよいよ市販モデルとして設定されることなる。
空力特性の改善、風切り音の低減にも配慮
エクステリアでは、中央部分を高く持ち上げた専用のボンネットを採用。スリットが入れられたリアフェンダー、ルーフのスポイラーリップ、フロントピラーの樹脂製パネルなど、空力特性や風切り音への配慮がうかがえる。
そして興味深いのが、スペアタイヤの代わりに搭載される、やや小ぶりの家庭用充電ボックスのようなキャリア。これは充電ケーブルを収納するためのスペースとなっている。
日本導入が待たれるが、その時期についてのアナウンスはまだない。
メルセデス・ベンツ G580 with EQテクノロジー 主要諸元
●全長×全幅×全高:4624×1931×1986mm
●ホイールベース:2890mm
●車両重量:3085kg
●パワーユニット:4モーター
●モーター最高出力:108kW×4 432kW(588ps)
●モーター最大トルク:291Nm×4 1164Nm
●バッテリー容量:116kWh
●トランスミッション:2速
●駆動方式:4WD
●EV航続距離:434-473km
●最高速度:180km/h
●0-100km/h加速:4.7秒