日産 エクストレイルの欧州仕様に、アウトドアイメージを強調した「Nトレック」を新設定

電動化という魅力に加えて、さらなる冒険心を刺激する

パワートレーンは、1.5L 3気筒のVC（可変圧縮比）ターボで発電した電気でモーターを駆動するe-POWERと、1.5L VCターボで直接駆動するエンジン車を設定。e-POWER車は2WD（FF）とe-4ORCE（2モーターの4WD）が設定されるが、エンジン車は2WDのみとなる。

また、e-POWER車の4WDとエンジン車は2列5人乗りと3列7人乗りが設定されるが、e-POWER車の2WDは2列5人乗りのみとなる。

ちなみに、e-POWERの4WD（e-4ORCE）3列7人乗りのパワースペックは、システム最高出力が157kW（213ps）、最大トルクは前330Nm／後195Nm。WLTP複合モード燃費は、15.4ｰ15.6km／L。最高速度は180km／h、0→100km／h加速は7.2秒とされている。（一部の数値は編集部換算値）

欧州においても、エクストレイルはe-POWERによるピュアEVを彷彿とさせるスムーズでシームレスなドライブフィールや、充電を必要としない簡便さ、そしてオンロードでもオフロードでも優れた走行性能で定評が高かった。今回のNトレックが加わることで冒険的なフィールが付加され、とくに7人乗りのe-4ORCEは冒険好きの家族に好まれることは間違いなさそうだ。

なお、このNトレックは日本仕様のエクストレイルでは、オーテックが手がける特別仕様車「エクストリーマーX」に相当するグレードといえるだろう。

日産 エクストレイル「Nトレック」12

推し！は断然「エクストリーマーX」。タフで優しい新型エクストレイルの魅力のすべてが、コイツにはきっとある - Webモーターマガジン

上質感の向上を狙った新型エクストレイルのフルモデルチェンジ。だが、タフギアとしての熱いスピリッツはもちろん健在だ。中でも推しは、ひときわダイレクトにタフネスをアピールしている「エクストリーマーX」。ルックスのインパクトと走行性能のバランスの良さはおそらく、ラインナップ中随一と言えるだろう。

web.motormagazine.co.jp