昨年はフェルスタッペンがライバルを寄せ付けず

昨年のハンガリーGPでは、予選でルイス・ハミルトン(メルセデス)に連続ポールポジション記録を止められたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が逆転で優勝した。フェルスタッペンはスタート直後の1コーナーで首位に立つとそのままライバルを引き離し、2回のタイヤ交換も築き上げた大量リードに守られて無難にこなし、最終的には2位以下に30秒以上の大差をつけた。

画像: 昨年2023年のハンガリーGP。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はポールポジションこそ逃したものの、決勝ではスタート直後に首位に立つとそのままライバルを引き離して優勝した。

昨年2023年のハンガリーGP。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はポールポジションこそ逃したものの、決勝ではスタート直後に首位に立つとそのままライバルを引き離して優勝した。

フェルスタッペンは7連勝でシーズン9勝目、レッドブルは開幕から11連勝、前年最終戦からの12連勝と、記録づくめの勝利となった。

2位はマクラーレンのランド・ノリス。優勝こそ狙えなかったが、追い上げるセルジオ・ペレス(レッドブル)を寄せ付けず、イギリスGPに続いて2戦連続の2位フィニッシュを果たして注目を集めた。

画像: 昨年2023年のハンガリーGPのタイヤ戦略。路面温度が上がり、タイヤの摩耗が進み、すべてのドライバーが2ストップ戦略をとった。

昨年2023年のハンガリーGPのタイヤ戦略。路面温度が上がり、タイヤの摩耗が進み、すべてのドライバーが2ストップ戦略をとった。

【参考】2023年F1第12戦ハンガリーGP決勝 結果

1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT) 70周2位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+33.731s3位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+37.603s4位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+39.134s5位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+62.572s6位 63 G.ラッセル(メルセデス)+65.825s7位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+70.317s8位 55 C.サインツ(フェラーリ)+71.073s9位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+75.709s10位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)+1周・・・・・・・・・・・・・13位 3 D.リカルド(アルファタウリ・ホンダRBPT)+1周15位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダRBPT)+1周ファステストラップ 1 M.フェルスタッペン(レッドブル

ピレリの分析「昨年はすべてのドライバーが2ストップ戦略を選択」

ハンガリーGP開幕に向けて、タイヤを供給するピレリは「タイヤにかかる力という点では、ハンガロリンクは特に厳しいものではなく、ハンガリーGPでは最も柔らかいコンパウンド3つを供給します。ハード=C3、ミディアム=C4、ソフト=C5です。ただ、高温となった時は劣化が激しくなる可能性がありますし、路面がバンピーでコーナーが多いので、とくにコースにラバーがのっていない最初のセッションではグレイニングにも注意が必要です。昨年はスタートではミディアムとハードが最も人気がありましたが、スタート時のグリップ向上を狙ってソフトを選んだドライバーもいました。今週末も決勝レースではハード(C3)とミディアム(C4)が多く使われることになるでしょう」と分析している。

画像: ハンガリーGPを前にピレリが公開した分析データ。

ハンガリーGPを前にピレリが公開した分析データ。

さて2024年はどんなレースとなるのか。第13戦ハンガリーGPは日本時間7月19日20時30分(現地時間13時30分)から始まるフリー走行で開幕する。

2024年F1第13戦ハンガリーGP タイムスケジュール

フリー走行1回目:7月19日13時30分〜14時30分(日本時間20時30分〜21時30分)
フリー走行2回目:7月19日17時〜18時(日本時間24時〜25時)
フリー走行3回目:7月20日12時30分〜13時30分(日本時間19時30分〜20時30分)
予選:7月20日16時〜17時(日本時間23時〜24時)
決勝(70周):7月21日15時〜(日本時間22時〜)

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