いつもは日本の高速道路のSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)の食事やおみやげを紹介する「ドライブグルメ」だが、今回は番外編として、筆者の鈴木ケンイチ氏がインドネシアのSA/PAを訪れてみた。

SA/PAではなく「レストエリア(Rest Area)」

画像: チェーン店が並ぶレストエリアの中心にあるフードコート。エリア内に樹木がたくさんあり、木陰になっているのが、日本のSA/PAとの違いだろう。

チェーン店が並ぶレストエリアの中心にあるフードコート。エリア内に樹木がたくさんあり、木陰になっているのが、日本のSA/PAとの違いだろう。

今回、インドネシアの首都であるジャカルタで開催されたインドネシア モーターショー「GIIAS 2024」を取材に行きました。そこで、どうせならば!と、ジャカルタの高速道路のSA/PAに行って、ドライブグルメも取材してみました。

向かったのは、滞在しているホテルから最寄りのSA/PA。現地では「レストエリア(Rest Area)」と呼ぶようです。ジャカルタの市内の環状線から分岐して、ジャワ島の最西部まで伸びる高速道路のひとつ、環状線の分岐まで約14kmの場所にある上り線でした。名称は「レストエリア KM14 B」。いわば「環状線から14kmのところにある休憩場所」ということでしょう。分かりやすいけれど、ちょっと味気ない名称なのが残念です。

ここへは、チャーターしたタクシーで向かいました。通行料金の支払いはICカードのようなものを出入口でタッチしていました。料金の詳細は不明でしたが、30分ほど高速道路を使っても、数百円程度のようです。日本の高速道路よりは安いようですね。

スタバからKFC、地元コンビニまでが揃う!

画像: 新しくできたと思われるフードコート。チェーン系の店が並んだ中にある。写真左の外には、スターバックスコーヒーもある。

新しくできたと思われるフードコート。チェーン系の店が並んだ中にある。写真左の外には、スターバックスコーヒーもある。

目的地の「レストエリア KM14 B」に着いたのは、正午をちょっとすぎたところ。エリア内はクルマがいっぱいです。どうやら礼拝の時間だったようで(インドネシアはイスラム教徒の多い国)、ちらりと見えた礼拝所には人がびっしり! クルマを降りている人が多いのですから、当然、駐車スペースも満車状態。しかも、日本よりも明らかに駐車スペースが少ないのです。仕方なく、出てゆくクルマを探して、エリアの中をぐるぐると15分以上も回る羽目になりました。

ようやく駐車してエリアに降りてみると、中にはお店がたくさんあります。スターバックスにケンタッキー フライドチキン、サブウェイといった世界的なチェーンから、地元インドネシアのチェーン店、コンビニ、レストラン、さらには小さな小さな売店コーナーまであります。見たところ古い施設に安い店が並ぶ場所と、グローバルのチェーン店が揃った新しい場所に分かれています。観光客と、日々働くドライバー向けに分けてあるようです。

This article is a sponsored article by
''.