2024年7月28日(現地時間)、F1世界選手権第14戦ベルギーGPがスパ-フランコルシャンサーキットで開催され、メルセデスのルイス・ハミルトンが優勝。2位にはマクラーレンのオスカー・ピアストリ、3位にはフェラーリのシャルル・ルクレールが入った。パワーユニット交換によるペナルティで11番グリッドからのスタートとなった王者マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は4位、同じくパワーユニット交換で最後尾スタートとなった角田裕毅(RB)は16位に終わった。

ラッセルが車検失格で僚友ハミルトンが今季2勝目

ところが、記者会見を終えた直後、まさかの波乱が起きる。レース後の車検で車両重量が規定の798kgに1.5kg足りないことが発覚。失格となってしまったのだ。これで2位以下の順位が繰り上がり、ハミルトンが今季2勝目となった。

画像: レースの大半で主導権を握っていたハミルトンに、レース終了後、勝利が転がり込んだ。季2勝目、通算105勝目。

レースの大半で主導権を握っていたハミルトンに、レース終了後、勝利が転がり込んだ。季2勝目、通算105勝目。

ドライバーズ選手権は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が予選でトップタイムを出しながらパワーユニット交換によるペナルティで11番グリッドからのスタートとなり、決勝では4位まで挽回するのがやっと。しかし、ランド・ノリス(マクラーレン)もスタート失敗とロングラン戦略が裏目に出て、フェルスタッペンに後れを取ったため、首位フェルスタッペンとノリスの差は78点とわずかに拡大した。

コンストラクターズ選手権はまたもマクラーレンがレッドブルより高得点を獲得し、両チームの差は42点にまで縮まっている。

画像: ベルギーGPのタイヤ戦略。2ストップでもタイヤに厳しい中、ラッセルはハードタイヤで34周を走り抜く、変則的な1ストップ戦略を成功させたが。

ベルギーGPのタイヤ戦略。2ストップでもタイヤに厳しい中、ラッセルはハードタイヤで34周を走り抜く、変則的な1ストップ戦略を成功させたが。

F1グランプリはこれでサマーブレイクに入り、次戦第15戦オランダGPは8月25日、同国北部のザントフォールト・サーキットで開催される。波乱含みの展開になってきた今年のF1グランプリ、オランダGPはどのような結果になるのだろうか。(文:新村いつき)

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