2024年7月に開催された「シティサーキット東京ベイ オークション」では、主催者のビンゴスポーツが取り扱うハイパーカーが特別展示された。今回は写真蔵スペシャルとして、その4台を写真で紹介しよう。

アポロ インテンサ エモツィオーネ

ドイツのアポロ アウトモビリが2018年に発表した、世界限定10台のハイパーカー。日本には、この1台のみが棲息している。エアロパーツで武装した近未来的なデザインは、いかにもハイパーカーらしいもの。

パワーユニットはフェラーリ製の6.3L V12エンジンにヒューランド製6速シーケンシャルAMTを組み合わせる。公称のパフォーマンスは、最高速度が330km/h、0→100km/h加速が2.7秒とされている。

画像: 世界限定10台、日本には1台だけ棲息する、アポロ インテンサ エモツィオーネ。フェラーリ製の6.3L V12エンジンを搭載。

世界限定10台、日本には1台だけ棲息する、アポロ インテンサ エモツィオーネ。フェラーリ製の6.3L V12エンジンを搭載。

アポロ インテンサ エモツィオーネ 主要諸元

●全長×全幅×全高:5066×1995×1130mm
●ホイールベース:2700mm
●車両重量:1250kg
●エンジン種類:65度V12 DOHC
●総排気量:6262cc
●最高出力:780hp
●最大トルク:760Nm
●トランスミッション:6速AMT
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●タイヤサイズ:前265/35ZR20、後325/30ZR21

パガーニ ゾンダ Fクラブスポーツ

イタリアのパガーニ アウトモビリが1999年に発表したハイパーカーが「ゾンダ」。このFクラブスポーツは2008年にニュルブルクリンクで当時の市販車最速記録である7分27秒82を記録したモデルで、25台が生産され、展示車両は24番目の個体で日本第1号車だ。

パワートレーンにはメルセデスAMG製の7.3L V12エンジンを搭載し、最高出力は650hpまで引き上げられている。インテリアには本革やカーボンファイバーなどを多用し、後継のウアイラなどと同様、走る工芸品的な美しさもたたえている。

画像: 25台が生産された、パガーニ ゾンダ Fクラブスポーツ。独特のヘッドランプは、パガーニ車のアイデンティティでもある。

25台が生産された、パガーニ ゾンダ Fクラブスポーツ。独特のヘッドランプは、パガーニ車のアイデンティティでもある。

パガーニ ゾンダ Fクラブスポーツ 主要諸元

●全長×全幅×全高:4335×2055×1141mm
●ホイールベース:2730mm
●車両重量:1230kg(乾燥重量)
●エンジン種類:60度V12 DOHC
●総排気量:7290cc
●最高出力:650hp/6200rpm
●最大トルク:760Nm/4000rpm
●トランスミッション:6速MT
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●タイヤサイズ:前255/35ZR19、後335/30ZR20

ケーニグセグ アゲーラ RSR

アゲーラは、スウェーデンのケーニグセグ社が2010年に発表したハイパーカー。外側にせり出して90度回転して開くドアが特徴的。アゲーラにはさまざまなバージョンが製作されているが、このRSRは2016年に3台が限定生産され、3台とも日本で販売されている。

最高出力1160psと最大トルク1280Nmを発生する5LのV8ターボエンジンを搭載し、最高速度は425km/h、0→100km/h加速は2.9秒というハイパフォーマンスを誇る。しかも、この車両はナンバープレートを取得しており、日本の公道で走行も可能だ。

画像: 3台が限定生産され、3台とも日本に棲息しているという、ケーニグセグ アゲーラ RSR。

3台が限定生産され、3台とも日本に棲息しているという、ケーニグセグ アゲーラ RSR。

ケーニグセグ アゲーラ RSR 主要諸元

●全長×全幅×全高:4293×2050×1120mm
●ホイールベース:2662mm
●車両重量:1395kg
●エンジン種類:V8 DOHCツインターボ
●総排気量:5030cc
●最高出力:1160ps/7800rpm
●最大トルク:1280Nm/7100rpm
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●タイヤサイズ:前265/35ZR19、後345/30ZR20

ケーニグセグ レゲーラ

ケーニグセグ アゲーラの後継的なモデルがレゲーラだ。2015年に発表され、世界限定80台(一説には85台とも言われている)で日本には4台導入されている。展示車両は2022年の生産モデルで、特徴的な開き方のドアは電動で作動する。また、トップを取り外せばタルガトップ風になる。

パワートレーンには5LのV8ツインターボエンジンに3基(前1基/後2基)のモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドを採用しており、システムの総合出力は1500hp以上、総合トルクは2000Nm以上を発生する。独自のダイレクトドライブ トランスミッションも採用し、軽量化も図られている。

画像: 世界限定80台(85台という説もある)、日本には4台導入されている、ケーニグセグ レゲーラ。アゲーラの後継的モデルだ。

世界限定80台(85台という説もある)、日本には4台導入されている、ケーニグセグ レゲーラ。アゲーラの後継的モデルだ。

ケーニグセグ レゲーラ 主要諸元

●全長×全幅×全高:4560×2050×1110mm
●ホイールベース:2662mm
●車両重量:1590kg
●エンジン種類:V8 DOHCツインターボ+3モーター
●総排気量:5030cc
●システム総合出力:1500hp以上
●システム総合トルク:2000Nm以上
●トランスミッション:無段変速機(ダイレクトドライブ)
●駆動方式:縦置きミッドシップ4WD
●タイヤサイズ:前275/35ZR19、後345/30ZR20

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