ヘッドライトとフォグランプをハロゲンからLEDに変更
2023年11月に欧州でマイナーチェンジが行わた、「プジョー」のMPV(マルチ・パーパス・ヴィークル)「リフター」(2列シート5人乗り)と「リフター ロング」(3列シート7人乗り)が、いよいよ2024年8月22日より日本のマーケットで販売が開始された。
マイナーチェンジの最大のポイントはエクステリアだ。フロントグリルのライオンのロゴまわりをブラックアウトしたブロック型にし、3本爪のデイライトもブロック形状にされた。これまで以上に力強さを感じさせることが意図されたという。
ヘッドライトとフォグランプが、従来のハロゲンからLEDに変更されたことも嬉しい。夜間の視認性が向上することは言を待たないところだろう。
そしてリアには、新デザインの「Peugeot」レタリングロゴが配される。「視覚的に重心が低く見え、安定感を印象づける」とは、プジョーの主張だ。いずれにしても、エクステリアに斬新さが盛り込まれたことは間違いない。
ボディカラーは新色の「シルカ・グリーン」と、「ぺルラネラ・ブラック」、「アイシー・ホワイト」の3タイプが用意される。
さらにデジタル化が進められたインテリア。カーゴスペースの利便性も向上
インテリアに目を移そう。インフォテイメントは、中央のタッチスクリーンが従来の8インチから10インチにサイズアップされるとともに、OTA(オーバー・ジ・エア)での車両のソフトウェアアップデートが可能となった。CarPlay/Android Autoに対応したUSBコネクタがType-Cに変更されたのも時代に則している。
メーターは、従来のアナログからデジタルへと進化した。これにより、メーター内の表示をドライバーの好みに設定することができるようになった。加えて、ステアリングヒーターの装備も行われた。
インテリアザインにも手が加えられている。インパネを従来のブラウンとブラックのツートンから、グレーとブラックのツートンに変更し、シート生地をエンボス加工を施したファブリックとした。
カーゴスペースの使い勝手も向上した。従来の5人乗りモデルにあった「マルチパノラミックルーフ」と「リアシーリングボックス」をなくすことで、リアゲートの間口が広がり大型の積載物を載せやすくなった。ちなみに、2列目を倒した状態の最大荷室容量は、5人乗りが2126Lで7人乗りが2693Lとなる。
ロングドライブの強い味方「レーンポジショニングアシスト」を新たに追加
先進運転支援のアップデートも見逃せない。ミリ波レーダーの追加により、「アクティブクルーズコントロール」の性能が向上し、停止後3秒以内の再発進が可能となった。
また、右寄りや左寄りなど、ドライバー任意の位置で車線内のポジションを維持する「レーンポジショニングアシスト」が新たに追加された。ロングドライブでの、ドライバーの負担軽減に大いに役立ちそうだ。
先進運転支援の充実に合わせ、「クルーズコントロール&スピードリミッター」のスイッチが、従来のステアリングコラムからステアリング上に変更しされた。これは、より直感的な操作を可能とすることを目的に行われたもので、安全性向上の一助となるものだ。
プジョー リフター ラインナップ&プライス
リフターGT:448万円
リフター ロングGT:468万円
プジョー リフターGT主要諸元
●全長×全幅×全高:4760×1850×1875mm
●ホイールベース:2795mm
●車両重量:1700kg
●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ
●総排気量:1498cc
●最高出力:96kW(130ps)/3750rpm
●最大トルク:300Nm/1750rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:軽油・50L
●WLTCモード燃費:18.1km/L
●タイヤサイズ:275/60R17
プジョー リフター ロングGT主要諸元
●全長×全幅×全高:4405×1850×1855mm
●ホイールベース:2785mm
●車両重量:1630kg
●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ
●総排気量:1498cc
●最高出力:96kW(130ps)/3750rpm
●最大トルク:300Nm/1750rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:軽油・50L
●WLTCモード燃費:18.1km/L
●タイヤサイズ:275/60R17