2024年9月25日(現地時間)、F1世界選手権権第18戦シンガポールGP決勝がマリーナベイ市街地サーキットで開催され、マクラーレンのランド・ノリスが優勝。2位にはレッドブルのマックス・フェルスタッペン、3位にはマクラーレンのオスカー・ピアストリが入った。8番グリッドからスタートしたRBの角田裕毅はスタートでの出遅れもあり12位に終わった。

ランド・ノリスがあっさりとポール・トゥ・ウイン

終わってみればその差は約21秒の大差。ポールポジションからスタートしたノリスが、この春まで絶対的な強さを誇ってきたレッドブルとフェルスタッペンを文字どおり赤子の手をひねるかの如くねじ伏せた。

画像: 今季3勝目を圧倒的な走りであげたランド・ノリス(マクラーレン)。残り6戦でフェルスタッペンにどこまで迫ることができるか、楽しみになってきた。

今季3勝目を圧倒的な走りであげたランド・ノリス(マクラーレン)。残り6戦でフェルスタッペンにどこまで迫ることができるか、楽しみになってきた。

画像: ナイトレースとして行われるシンガポールGPだが、それでもレース開始時の気温は30度、路面温度36度、湿度75%というコンディションだった。

ナイトレースとして行われるシンガポールGPだが、それでもレース開始時の気温は30度、路面温度36度、湿度75%というコンディションだった。

市街地コースであるマリーナ・ベイサーキットはタイヤへの攻撃性が高い上に、狭くて抜きにくい性格のためピットインでの順位降格からの挽回が難しい。そのため、これまでのレースはタイヤを労って1ストップを狙うために上位陣であってもあえてペースを落とし、数珠繋ぎの展開となることが多かった。

しかし、今やどのコースでも最速となった今年のマクラレーンに限っては、ライバルより早くタイヤを壊す心配は杞憂。ノリスはスタート直後の数周こそフェルスタッペンに貼りつかれていたものの、「10周目までにマックスを5秒以上離したい」とのピットからの無線指示を受けると、いとも簡単にこれを実行。そればかりか、31周目のタイヤ交換のタイミングまでにフェルスタッペンより1周につき1秒速いペースでさらにリードを広げ、ここで早くも勝負あり。ハードタイヤでの第2スティントは余力を残して走り切り、シーズン3勝目を挙げた。

ポールポジションから1度も首位を譲らない完勝となったノリスは、「途中、軽くウォールにヒットする場面もあったけど問題はなかった。素晴らしいクルマで、飛ぶように走れた」と大満足の笑み。

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