「ホンダN-BOXシリーズ(N-BOX/N-BOX CUSYOM)」に、第3のモデル「N-BOX JOY」が新たに加わった。アウトドアを気軽に楽しみたいユーザーをターゲットにしたモデルで、2024年9月27日より販売が開始される。

タフさを意識したエクステリアデザイン

2023年度新車販売No.1に輝いた、人気の軽乗用車「ホンダN-BOXシリーズ」がさらにラインナップを強化した。

画像: タフさを感じさせてくれるブラックのドアロアーガーニッシュ。

タフさを感じさせてくれるブラックのドアロアーガーニッシュ。

「N-BOX」「N-BOX CUSYOM」に続き新たに加わる「N-BOX JOY」は、<アウトドアを手軽に楽しみたい><自分だけのくつろぎの空間が欲しい>というユーザーをターゲットに、日常をもっとアクティブに楽しむための『頼れる道具感』をコンセプトに登場したモデルだ。

まずはエクステリアから。フロントのアッパーグリルは金属板をプレス成型したような塊感のある造形をブラックで表現しながら、ミドルグリルは中央部にヘコみを与えることで構造的な力強さが表現される。

バンパー(フロント/リア)は、「N-BOX」の安定感のある四角いフォルムを損なわないように、コーナーをブラックで引き締めた専用バンパーを採用。同時に、ブラックのバンパーやドアロアーガーニッシュで統一感が生み出されている。

ブラックのドアロアーガーニッシュもこのモデルならではのタフさを感じさせてくれる。ドアの低い位置に設けられたガーニッシュが視覚的な重心を下げ、安定感のある走りを期待させてくれる。

プロジェクター式フルLEDヘッドライトは「N-BOX」と同様だが、ハウジング表面に模様を施したシルバーで仕上げや、先端にシルバーリングを施すことで差別化が図られている。より精緻でタフなイメージ狙ってのことだという。

ホイールは、ベルリナブラック塗装のスチールホイールとハーフホイールキャップのデザインとし、ターボエンジン車にはメッキホイールリングが採用される。ともにシンプルで安定感の強い同心円デザインとされた。

画像: バンパーはフロント/リアともにブラックの専用タイプを装着。

バンパーはフロント/リアともにブラックの専用タイプを装着。

ボディカラーはモノトーン2色(プラチナホワイト/クリスタルブラックパール)と2トーン5色(ストレートグレーパール&ブラック/フィヨルドミストパール&ブラック/オータムイエローパール&ブラック/ボタニカルグリーンパール&ブラック/デザートベージュパール&ブラック)の全7色をラインアップ。

他には、電動格納式リモコンドアミラーをはじめ、アウタードアハンドル、リアライセンスガーニッシュのブラック塗装などとなる。

くつろぎの空間「ふらっとテラス」で気軽にリラックス

インテリアは、後部座席をダイブダウンして生まれる「ふらっとテラス」に注目したい。「N-BOX」「N-BOX CUSTOM」に対してフロア後端を80mm高く設定したことで、足を伸ばしてくつろげるフラットに近い床面が最大長約148cm創り出されるのだ。

画像: 後部座席をダイブダウンして生まれる「ふらっとテラス」。最大長は約1480cmだ。

後部座席をダイブダウンして生まれる「ふらっとテラス」。最大長は約1480cmだ。

また快適な座り心地を追求するため、リアシート背面にプレートを追加やフロアのストラップ機構にヒンジ式のリッドを設けることで、それぞれのオウトツ感の低減が図られている。

シートには、撥水素材のチェック柄ファブリックを全タイプに採用。自然吸気エンジン車はトリコットと撥水ファブリックのコンビシートとし、ターボエンジン車はプライムスムースと撥水ファブリックのコンビシートとされる。

しかも、撥水素材の生地は各シートのメイン部(座面、背もたれ)だけでなく、フロントシートアームレスト、リアシート背面、スライドボード上面にも使われる。なので、シート背面をテラスのように利用する際に、飲み物などをこぼしても簡単に拭き取ることができる。

加えて、汚れの目立ちにくいベージュに、補色関係にある オレンジやブルーの色糸をミックスしたインテリアカラーも、アウトドア派には嬉しいところだろう。

収納スペースも魅力だ。フロア後端にあるフロアアンダーボックスは約18Lの大容量を確保し、ボックス左右に浅底の小物入れようのポケットが備えられる。メインのボックスには折りたたみ式のアウトドアチェアとアウトドアテーブルなどが同時に収納可能だ。

画像: 撥水素材の生地は各シートのメイン部(座面、背もたれ)だけでないところが嬉しい。フロントシートアームレストや、リアシート背面、スライドボード上面にも使用されているのだ。

撥水素材の生地は各シートのメイン部(座面、背もたれ)だけでないところが嬉しい。フロントシートアームレストや、リアシート背面、スライドボード上面にも使用されているのだ。

また、フロアアンダーボックスの蓋には汚れても洗える樹脂製のフロアエンドボードが採用される。自立が可能なつくりで、荷物の出し入れがしやすい設計となっているという。

他には、運転席&助手席シートヒーターや、フロントシートアームレスト、オートリトラミラーなどが標準で装備される。

ホンダ「N-BOX JOY」ラインナップ

自然吸気エンジン)
N-BOX JOYモノトーン(FF):184万4700円
N-BOX JOYモノトーン(4WD):197万7800円
N-BOX JOY 2トーン(FF):192万7200円
N-BOX JOY 2トーン(4WD):206万0300円
ターボエンジン)
N-BOX JOYターボ モノトーン(FF):204万4900円
N-BOX JOYターボ モノトーン(4WD):217万8000円
N-BOX JOYターボ 2トーン(FF):212万7400円
N-BOX JOYターボ 2トーン(4WD):226万0500円

ホンダN-BOX JOYターボ モノトーン主要諸元

●全長×全幅×全高:33395×1475×1790mm
●ホイールベース:2520mm
●車両重量:930kg
●エンジン:直3DOHCターボ
●総排気量:658cc
●最高出力:47kW(64ps)/6000rpm
●最大トルク:104Nm/2600rpm
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:レギュラー・27L
●WLTCモード燃費:20.2km/L
●タイヤサイズ:165/65R14
●車両価格(税込):204万4900円

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