2024年10月14日(現地時間)、アウディAGはフランス・パリで開幕した「パリモーターショー2024」で新型電動SUVクーペ「Q6 スポーツバック e-tron」を世界初公開した。2024年3月に発表された「Q6 e-tron」のスポーツバックバージョンで、ドイツ・インゴルシュタットにあるアウディの本社工場で生産される。

流麗なボディデザインは動力性能的にも効率的にも有利

アウディAGはパリモーターショー2024で「Q6 スポーツバック e-tron」を公開し、アウディAGのゲルノット・デュナーCEOは「この新しいモデルは新世代の電気自動車の多用途性を示しています。Q6 スポーツバック e-tronは、電気モデルポートフォリオの拡大における次のステップです。新しい電気自動車の長所である効率性、航続距離、パフォーマンスと、独特のボディの刺激的で機能的なデザインを兼ね備えています」と全世界に向けてアピールした。

アウディ Q6 e-tronは、ポルシェと共同開発した電動プラットフォーム「プレミアムプラットフォームエレクトリック(PPE)」、「E3(end to end electronic architecture )1.2」と呼ばれる電子アーキテクチャーを搭載する最新世代の電気自動車として2024年3月に登場。Q4 e-tronとQ8 e-tronの中間に位置づけられる重要なモデルであり、そのスポーツバックバージョンである「Q6 スポーツバック e-tron 」にはそのポートフォリオを拡大する新しい個性が盛り込まれている。

Q6 スポーツバック e-tron は、デザイン志向のユーザーに特にアピールする、より進歩的でスポーティなシルエットを特徴とするが、SUVの広さも兼ね備えており、511Lのラゲッジコンパートメントと64Lのフロントトランクを実現。後部座席を折りたたむと、ラゲッジコンパートメントは最大1373Lまで増加する。

また2899mmの長いホイールベースにより、後部座席でも車内に十分なスペースが確保されるのも大きな特徴だ。

流麗なボディデザインは動力性能的にも有利で、全長4771mm、全幅1965mm、全高1665mm(Q6 e-tronより37mm低い)の空気力学的なスタイリング(cd値0.26) と100kWh の大型バッテリーにより、「Q6 スポーツバック e-tron パフォーマンス」で最大656kmの航続距離が実現されている。

画像: 初代TTクーぺを彷彿とさせるルーフライン、ボリュームのあるボディの上に低くタイトに伸びたグリーンハウスが特徴。

初代TTクーぺを彷彿とさせるルーフライン、ボリュームのあるボディの上に低くタイトに伸びたグリーンハウスが特徴。

ベーシックな後輪駆動からクワトロ、Sモデルまで設定

アウディ Q6 スポーツバック e-tronのラインナップは、効率的な後輪駆動モデル「Q6 スポーツバック e-tron 」、大容量バッテリーを備え最高出力306psを誇る後輪駆動モデル「Q6 スポーツバック e-tron パフォーマンス」、フロントとリアの車軸に2つの電気モーターを搭載する4輪駆動モデル「Q6 スポーツバック e-tron クワトロ」に加え、システム出力489psを誇る最もパワフルな4輪駆動の「SQ6 スポーツバック e-tron」も設定される。

充電は270kWの充電電力の急速充電ステーションを利用すると、10分で最大260kmを走行可能なエネルギーを充電することが可能で、10%から80%まで充電するのにわずか22分しかかからない。

価格はエントリーモデルの「 Q6 スポーツバック e-tron」は 6万5900ユーロから。「Q6 スポーツバック e-tron パフォーマンス 」は 7万1200ユーロから。Q6 スポーツバック e-tron クワトロ」 は 7万7100ユーロから、「SQ6スポーツバック e-tron 」は 9万6200 ユーロからと発表されている。

画像: 大型の湾曲したディスプレイを採用。11.9インチのドライバーディスプレイと中央の14.5インチのMMIタッチ式パノラマディスプレイの2枚を組み合わせ、コックピット全体を統一感のある心地よい空間としている。

大型の湾曲したディスプレイを採用。11.9インチのドライバーディスプレイと中央の14.5インチのMMIタッチ式パノラマディスプレイの2枚を組み合わせ、コックピット全体を統一感のある心地よい空間としている。

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