フェラーリの絶好調続く、サインツがシーズン2勝目

結局、首位サインツは誰にも脅かされることなく71周を走り切り、シーズン2勝目、通算4勝目を達成。母国と同じスペイン語圏でフェラーリファンも多いメキシコの大観衆を前に、「フェラーリを去る前にもう1勝はしたかった。スタートではポジションを奪われたけど、ターン1のブレーキングには自信があったから、インに飛び込んだんだ」と会心の笑顔を見せた。

画像: 通算4勝目、オーストラリアGPに続いて今季2勝目をあげたカルロス・サインツ(フェラーリ)。フェラーリはシャルル・ルクレールも3位に入り、コンストラクターズランキングで2位に浮上。

通算4勝目、オーストラリアGPに続いて今季2勝目をあげたカルロス・サインツ(フェラーリ)。フェラーリはシャルル・ルクレールも3位に入り、コンストラクターズランキングで2位に浮上。

一方、2位となったノリスはフェルスタッペンとの攻防について、「どうなるかは大体想像ができたから、とにかく生き残ることを優先した。僕の意見としてはあれはクリーンなドライブじゃないね」とライバルの動きを批判。そのフェルスタッペンの追い上げが6位にとどまったことで、ふたりのポイント差は47点に縮まっている。

一方、コンストラクターズ選手権では首位マクラーレンの優位は変わらず。レッドブルのセルジオ・ペレスがスタートでの停止位置違反でペナルティを受け、その後もリアム・ローソン(RB)と接触するなどの混乱のあげくにノーポイントに終わったため、1、3位に入ったフェラーリがレッドブルを抜いてランキング2位に浮上した。

画像: メキシコGPのタイヤ戦略。タイヤの摩耗が少なく、ほとんどのドライバーが1ストップ戦略をとった。そんな中で、ピアストリはミディアムタイヤで39周を走り17番手スタートから8位に入賞、フェルスタッペンは20秒のダブルペナルティで順位を大きく落としながら最終的に6位まで順位を上げた。

メキシコGPのタイヤ戦略。タイヤの摩耗が少なく、ほとんどのドライバーが1ストップ戦略をとった。そんな中で、ピアストリはミディアムタイヤで39周を走り17番手スタートから8位に入賞、フェルスタッペンは20秒のダブルペナルティで順位を大きく落としながら最終的に6位まで順位を上げた。

次戦第21戦サンパウロGPは、休む間もなく、11月3日、サンパウロ郊外インテルラゴスのアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェで開催される。(文:新村いつき)

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