2024年11月3日(現地時間)、F1世界選手権第21戦ブラジルGP決勝がサンパウロ郊外インテルラゴスのアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェで開催され、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝、2位にはエステバン・オコン、3位にもピエール・ガスリーが入り、アルピーヌ勢がダブル表彰台となった。午前中に行われた予選で自己最上位グリッドの3番手からスタートした角田裕毅(RB)は赤旗中断後のペースが今ひとつだったものの7位でフィニッシュしている。
ドライバーズ選手権でのノリスとのポイント差は62点に拡大
赤旗時にピットレーンで難なくタイヤ交換を済ませたフェルスタッペンの残る仕事はオコンを攻略するのみ。その瞬間はカルロス・サインツのクラッシュで再び出たセーフティカーが退去した43周目にやってきた。
レース後に「レーシングラインはひとつしかなかったし、リスクはあったけど(抜ける)自信はあった」と本人が振り返ったターン1の飛び込みで鮮やかにアルピーヌを抜き去ると、その後はファステストラップを連発しながら独走。実に6月のスペインGP以来となる久しぶりのトップチェッカーを受けることになった。
レース前半に首位争いを展開していたランド・ノリス(マクラーレン)が43周目のレース再開時に痛恨のコースオフを喫して6位に終わったことにより、ドライバーズ選手権での両者のポイント差は62点へと再び拡大。残り3戦(+スプリント1戦)でのノリスの逆転は厳しくなってきた。