2024年11月3日(現地時間)、F1世界選手権第21戦ブラジルGP決勝がサンパウロ郊外インテルラゴスのアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェで開催され、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝、2位にはエステバン・オコン、3位にもピエール・ガスリーが入り、アルピーヌ勢がダブル表彰台となった。午前中に行われた予選で自己最上位グリッドの3番手からスタートした角田裕毅(RB)は赤旗中断後のペースが今ひとつだったものの7位でフィニッシュしている。

17番グリッドからの大逆転、フェルスタッペンが第10戦以来の勝利

土曜日の予選は雨で日曜日に延期。またも雨となったその予選でまさかのQ2落ちを喫し、パワーユニット交換のペナルティと合わせて17番グリッドからのスタートとなったフェルスタッペンが、奇跡的な勝利で選手権防衛を大きく手繰り寄せた。

画像: 悪天候のため土曜日に行われる予定だった予選が日曜日7:30 に変更されるなど、天候に翻弄されたブラジルGP。雨の強さが何度も変化し、30万人の観客にとってはエキサイティングなショーとなった。

悪天候のため土曜日に行われる予定だった予選が日曜日7:30 に変更されるなど、天候に翻弄されたブラジルGP。雨の強さが何度も変化し、30万人の観客にとってはエキサイティングなショーとなった。

画像: 決勝スタートを前に雨は止んだが、路面はウエット。気温23度、路面温度31度%というコンディションでスタートした。

決勝スタートを前に雨は止んだが、路面はウエット。気温23度、路面温度31度%というコンディションでスタートした。

大逆転劇の鍵となったのは雨、ターン1での大胆なオーバーテイク、そしてレース中盤のバーチャルセーフティカー時のステイアウトの好判断だった。

予選同様に降り続く雨の中で始まったレースは、無理をしてオーバーテイクを試みれば即コースアウトの危険を孕む状況。各ドライバーが慎重になる中で、スタートで大きくポジションを上げたフェルスタッペンはその後もコーナーへの飛び込みでオーバーテイクを連発、11周目には早くも6番手まで順位を上げる。

その後はしばらくシャルル・ルクレール(フェラーリ)を抜きあぐねていたが、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)のコースアウトによってバーチャルセーフティカーが発動されると、多くのクルマがピットインしてタイヤ交換するのを横目にステイアウトを選択。同じくステイアウトを選択したオコンに続く2番手に浮上する。

そして、バーチャルセーフティカーがセーフティカーに変わった直後にフランコ・コラピント(ウイリアムズ)のクラッシュによってレースが赤旗となったことで、この判断は吉と出た。

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