メルセデス・ベンツ G580 with EQテクノロジー【1分で読める輸入車解説／2024年最新版】

Gクラスに初めて設定された電気自動車

Gクラスはミリタリーモデルのゲレンデヴァーゲンをルーツに1979年に登場した本格派オフローダー。誕生以来アップロードを重ね、2018年に登場した現行型はスタイリングとラダーフレームはそのままに、大幅に近代化された。

2024年7月には大幅なブラッシュアップが行われ、ISG（インテグレーテッド スターター ジェネレーター）搭載によるパワートレーンの電動化、新世代の運転支援機能「ドライビングアシスタンスパッケージ」の搭載やMBUX（メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス）によるデジタル化などが進められた。

そんなGクラスに初めて設定された電気自動車が「G580 with EQテクノロジー」。ラダーフレームの前後アクスルに 2つずつ組み込まれた4つのモーターがタフな走りを約束してくれる。各モーターの最高出力は108kW で、システムトータルで最高出力587ps（432kW）／最大トルク1164Nm を発揮する。

エクステリアは、「G クラス」伝統のスクエアなスタイリングはそのままに、さらに後端を持ち上げた力強いボンネットフードや、リアホイールアーチに加えられたエアカーテンなど随所にBEVをアピールするのディテールがあしらわれる。テールゲートにはスペアタイヤではなくデザインボックスが備わる。

電気自動車はクロカンには似合わないというイメージもあるが、圧倒的なモータートルクを各輪に常に精密に伝達することができるので、むしろ内燃エンジンよりも滑りやすい路面でも正確な走りを実現する。

まずはローンチエデションの「G 580 with EQ Technology Edition1（エディション ワン）」から導入が開始された。

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メルセデス・ベンツ G580 with EQテクノロジー 主要諸元

全長：4730mm
全幅：1985mm
全高：1990mm
ホイールベース：2890mm
車両重量：3120kg
パワーユニット：4モーター
駆動方式：4WD
乗車定員：5名

メルセデス・ベンツ G580 with EQテクノロジー5

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