4輪独立式モーターが生み出す秀逸の走り。一充電走行距離は530km
メルセデス・ベンツの本格オフローダー「Gクラス」も、BEV（電気自動車）抜きには考えられない時代となった。今回日本でローンチされた「Gクラス」初のBEV「G 580 with EQ Technology Edition1（エディション ワン）」（以下G580）は、まさにの先鞭をつけるモデルだ。
ラダーフレームの前後アクスルに 2つずつ組み込まれた4つのモーターが、タフな走りを約束してくれる。
まず注目したいのが、メルセデス・ベンツBEV初となる、ラダーフレームの前後アクスルに 2つずつ組み込まれた4 輪独立式の永久磁石同期モーター（以下モーター）だ。
ESP（横滑り防止装置）と集中制御ユニットによって、各輪にモータートルクを常に正確に伝達されることで、急峻な勾配や滑りやすい地面での圧倒的なパワーと卓越したコントロール性が期待できる。各モーターの最高出力は108kW で、システムトータルで最高出力587ps（432kW）／最大トルク1164Nm 。
バッテリーは、ねじり剛性に優れたケースに納められた、116kWh の大容量リチウムイオンバッテリーを搭載。合計 216 個のセルを 12 のモジュールに収めたモジュラーデザインが採用され、高効率モーターとの連携で一充電走行距離は530km（WLTCモード）を達成している。
充電システムは、交流普通充電（AC 200V）と直流急速充電（CHAdeMO）に対応。交流普通充電は出力 6.0kW（日本における使用で想定される 200V／30A 充電）まで、直流急速充電は出力150kW まで可能だ。充電の設定や状況はMBUX や Mercedes-Benz アプリなどで確認できる。
先進性とタフさが高次元で融合をみせる。モーターのシステム最高出力は587ps。
