新たな外装塗料の採用や装備の適用可能範囲を拡大
フリードは、ホンダのコンパクトミニバンだ。初代は2008年に発表され、現行型は2024年6月にフルモデルチェンジされた3代目で、2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
今回の一部改良では、先日発表されたシビック RSと同様、新たな外装塗料を採用した。これは塗料に使用されるクリア材において、従来のアクリルメラミンクリア素材から、より機能が向上したクリア素材へ変更するもの。これによりボディの艶感が増し、耐久性は従来と比較し1.5倍以上も向上するという。
また、現在エアーEXとクロスターの6人乗り仕様においてメーカーオプションで設定可能な一部安全装備・運転支援機能(アダプティブドライビングビーム、後退出庫サポート、マルチビューカメラシステム、LEDアクティブコーナリングライト)については、ユーザーからの要望を踏まえ、エアーEXとクロスターすべてのタイプとスロープ仕様車に適用可能範囲を拡大し、より選択の幅を広げた。
さらに、原材料価格や物流費などの世界的な高騰に伴い、全国メーカー希望小売価格を改定する。主なグレードと価格(税込)は、エアーがエアー(FF/6人乗り)の302万2800円からエアーEX(4WD/6人乗り)の344万3000円、クロスターがFF/5人乗りの332万7500円から4WD/6人乗りの360万2500円となっている。いずれもパワートレーンなどに変更はなく、1.5L DOHC VTEC+2モーターのハイブリッドで、トランスミッションは電気式無段変速機。駆動方式はFFと4WDを設定している。
なお、今回の一部改良はe:HEVのみで、エンジン車については変更はない。詳細に関しては、フリードのWebサイトを参照して欲しい。