2025年1月21日、スズキは「トミカ」55周年を記念して企画した自動車メーカー各社が協力する「自動車メーカー コラボプロジェクト」に、ジムニーが選ばれたと発表した。

トミカもジムニーも2025年で誕生から55周年!

画像: 2025年で発売55周年を迎えるジムニー。写真は4代目となる現行モデル(JB64型)。

2025年で発売55周年を迎えるジムニー。写真は4代目となる現行モデル(JB64型)。

タカラトミーが発売する「トミカ」は、1970年に日本初の手のひらサイズの国産車ダイキャスト製ミニカーシリーズとして発売された。外国製のミニカーが全盛だった当時、「日本の子どもたちに、もっと身近な国産車のミニカーで遊んでもらいたい」という熱い想いのもと誕生し、今では3世代にわたって愛されている。

今回の「自動車メーカー コラボプロジェクト」は、「トミカ」が2025年で誕生から55周年を迎えることを記念して、自動車メーカー各社と協力して、実車のデザインを担当しているデザイナーに、トミカのためだけの特別な55周年記念デザインを考えてもらうという、夢の企画だ。トミカの中でも人気の高い車両それぞれに合うデザインを、各社の社内コンペで決定してもらったという。

スズキでは、トミカと同じく発売から55周年を迎える「ジムニー」が選ばれた。ジムニーは、1970年4月に当時の軽自動車としては唯一の四輪駆動車(2サイクル 0.36L)として初代が発売され、悪路走破性とコンパクトな車体による取り回しの良さから、発売以来4度のフルモデルチェンジを経て、世界累計販売台数は約350万台、199の国と地域に展開(2024年12月末現在)する、スズキを代表するモデルだ。

画像: 1970年に登場した初代ジムニー(LJ10型)。

1970年に登場した初代ジムニー(LJ10型)。

この55周年記念デザイン トミカを手がけたのは、スズキ 商品企画本部 四輪デザイン部 エクステリア課の伊藤仁美さん。10年乗り続けているジムニー(2代目後期型のJA11)という伊藤さんは、以下のように語った。

「『どんな時も大きな夢を感じさせてくれる』同じ共通点を持つジムニーとトミカの魅力を最大限に引き出すデザインを表現しました。冒険やワクワクする気持ちを象徴するデザインテーマをモチーフに、グラフィックには荒野の中を駆け抜けていく走破性の高さやアグレッシブさを泥はねで表現し、ホイールは前後の色を変える事で大自然に飛び込んでいく躍動感をイメージしています。また、スズキのSマーク、トミカのロゴマーク、トミカ55周年ロゴに加え、歴代ジムニーをオマージュしたグラフィック等、細部まで拘りを詰め込んだデザインを採用しています。子供たちにも、車好きの大人にも、ジムニーとトミカがもたらしてくれる『非日常や冒険』『ワクワクする気持ち』を感じていただけたらと思います」

なお、他の55周年記念デザイン トミカは、以下の4台だ。

●トヨタ GRスープラ GT4 エヴォ
●日産 フェアレディZ NISMO
●ホンダ シビック タイプR
●三菱 デリカミニ

画像: 55周年記念デザイン トミカに選ばれた5台。

55周年記念デザイン トミカに選ばれた5台。

トミカ55周年 自動車メーカー コラボプロジェクトの詳細に関しては、タカラトミーのWebサイトを参照して欲しい。

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