京都の伝統工芸でBMWブランドの世界観を表現
X7をベースにした限定モデルは、2021年9月に発表された「X7西陣エディション」以来、約3年ぶりとなる。「『星』がきらめく、美に満たされたやすらぎの空間」をコンセプトに、優しく広大なやすらぎの空間を表現すべく、BMW独自装備の上質な輝きと、京都伝統工芸の技による星空の広がりを芸術的に表現したコンセプトモデルだ。
ボディカラーは、コンセプトを表現したベルベットブルーとスペースシルバーの専用2トーン。どちらもX7で選べる色だが、2トーンは設定されていない。
フロアマットは1843年に京都で創業した織物メーカーの川島織物セルコン製。優しく包み込み、光り輝く安らぎの夜空を、一本の糸を部分的に染め分ける染色方法である絣染めを用いて表現することで、乗員を心地良い雰囲気に誘っている。
トリムおよびシフトスイッチ、iドライブ コントローラーまわりは、京都・西陣で箔屋としての歴史を重ねてきた村田商店の直営工房・意匠部として平成元年に創業した学芸工房が仕上げた。広大な宇宙空間と煌めく星々を箔泊装飾で表現することで、車室内を豪華絢爛に彩っている。
センターコンソールは、学芸工房と1936年にちりめん製造販売業を開始したkuska fabricによって仕上げられた。宇宙空間の果てしない広がりを丹後織と箔装飾で表現することで、日本独特の和のイメージと、ドイツのクラフトマンシップを融合している。
ラグジュアリー ブランドとしてのBMWの一面を表現すると同時に、BMWブランドの世界観を表現する「X7 錦ラウンジ」。2025年3月3日(月)まで、東京・麻布台ヒルズ内のブランドストア「FREUDE by BMW」で展示中だ。
BMW X7 xドライブ40d 錦ラウンジ 主要諸元
●全長×全幅×全高:5170×2000×1835mm
●ホイールベース:3105mm
●車両重量:2560kg
●エンジン:直6 DOHCディーゼルターボ+モーター
●総排気量:2992cc
●最高出力:250kW(340ps)/4400rpm
●最大トルク:700Nm(71.4kgm)/1750−2250rpm
●モーター最高出力:9kW(12ps)/2000rpm
●モーター最大トルク:200Nm(20.4kgm)/0-300rpm
●システム最高出力:259kW(352ps)
●システム最大トルク:720Nm(73.4kgm)
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:フロント縦置き4WD
●燃料・タンク容量:軽油・80L
●WLTCモード燃費:12.4km/L
●タイヤサイズ:前275/40R22、後315/35R22