ボディカラーをはじめウインカー色、エンブレムなどヴィンテージ感満載
当時、メルセデス・ベンツ「ゲレンデヴァーゲン(280GE)」と呼ばれていた初代「Gクラス」が誕生したのが1979年。それから14年後の2023年には「Gクラス」累計生産台数50万台を達成し、それを契機に今回登場した「Gクラス エディション ストロンガー ザン1980s(Edition STRONGER THAN THE 1980s)」(以降Gクラス エディション)の開発は始まった。

「マヌファクトゥーア アガベグリーンソリッド」のボディカラー。初代「Gクラス」の姿が蘇るようだ。
そう、「Gクラス エディション」は、「ゲレンデヴァーゲン」と呼ばれた初代「Gクラス」をオマージュして誕生したモデルなのだ。それながら、1980年代に活躍した初代より「強い(ストロンガー)」とアピールしているといころが微笑ましい。ベースは「G450d」と「G500」だ。
まず注目したいのが、初代を思い起こさせるボディカラーの採用。力強さと自然への親しみを表現する「マヌファクトゥーア アガベグリーンソリッド」を筆頭に、現在でも洗練さを感じさせる「マヌファクトゥーア クリームソリッド」、冒険心を表現したという「マヌファクトゥーア コロラド ベージュ ソリッド」の3種類が用意される。
ヴィンテージ魂はさらに続く。ウインカーが当時のオレンジ色に変えられ、車両のフロント、ラジエーターグリル、バンパー、フレアホイールアーチ、ドアミラーハウジングが、ナイトブラックマグノで仕上げられ、アンダーボディプロテクションもブラック仕上げだ。
足元にはクラシックなデザインの5スポークライトアロイホイールを履き、ボンネットのスリーポインテッドスターは、Mercedes-Benzの文字と月桂冠の背景を青とした往年のエンブレムだ。
リアに目をやれば、シルバー地に黒のMercedes-Benz文字があしらわれたブランドバッジと、エディション専用のスペアホイールカバーが鎮座。どれも1980年代当時のオリジナルパーツだ。

オールドファンにお馴染みのスリーポインテッドスターエンブレム。