バスケットボール・アリーナのコート内でもバトル
ラリーは北部の街ラス・パルマスがホストタウンとなり、サービスパークはグラン・カナリア・スタジアムの隣接地に設けられる。最初の走行セッションであるシェイクダウンは24日木曜日の午前中に行なわれ、夜9時から始まるセレモニアルスタートでラリーは開幕となる。

ラリー・イスラス・カナリアスのステージマップ。ステージの多くが「グラン・カナリア島」の中心部の山岳地に設けられるため、アップダウンが大きくなる。
競技は翌日の25日金曜日から始まり、金曜日のデイ1は、島の中心部に設けられた3本のステージを、サービスパークでのミッドデイサービスを挟んで各2回走行。26日土曜日のデイ2は島の北部が主舞台となり、3本のステージを、ミッドデイサービスを挟んで各2回走行。その後、一日の終わりにはラス・パルマスでスーパーSSとして1.80kmのショートステージが行なわれ、バスケットボール・アリーナのコート内もステージとして使われる。
最終日となる27日日曜日のデイ3は島の南側エリアが舞台となり、2本のステージを各2回走行。その間にはレーシングカート・サーキットでスーパーSS、SS16「コスタ・カナリア」が行われる。最終のSS18「マスパロマス2」は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。
18本のステージの合計距離は301.30km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1082.20kmが予定されている。
勝田貴元はドライバーズポイントの獲得を目指す
トヨタはポイントリーダーのエバンス、開幕戦の覇者オジェ、2023年王者のカッレ・ロバンペラの3名がマニュファクチャラーズポイント獲得ドライバーとして参戦。勝田貴元はドライバーズポイントの獲得を目指す。
一方のヒョンデはこれまでの2戦と同様、ティエリー・ヌーヴィル、オイット・タナック、エイドリアン・フルモーの3台で挑む。ヌーヴィルは現在ランキング2位、タナック、フルモーはターマックを得意としている。

シリーズをリードするトヨタは、エルフィン・エバンス、セバスチャン・オジェ、カッレ・ロバンペラがマニュファクチャラーズポイント獲得ドライバーとしてエントリー。

ヒョンデはティエリー・ヌーヴィル、オイット・タナック、エイドリアン・フルモーの3台で挑む