2025年4月24日〜27日(現地時間)、WRC世界ラリー選手権第4戦ラリー・イスラス・カナリアスがスペインのカナリア諸島グラン・カナリア島で行われる。雪のスウェーデンから灼熱のケニア、そして地中海のターマックと、WRCはさまざまな異なる条件下で開催される。

バスケットボール・アリーナのコート内でもバトル

ラリーは北部の街ラス・パルマスがホストタウンとなり、サービスパークはグラン・カナリア・スタジアムの隣接地に設けられる。最初の走行セッションであるシェイクダウンは24日木曜日の午前中に行なわれ、夜9時から始まるセレモニアルスタートでラリーは開幕となる。

画像: ラリー・イスラス・カナリアスのステージマップ。ステージの多くが「グラン・カナリア島」の中心部の山岳地に設けられるため、アップダウンが大きくなる。

ラリー・イスラス・カナリアスのステージマップ。ステージの多くが「グラン・カナリア島」の中心部の山岳地に設けられるため、アップダウンが大きくなる。

競技は翌日の25日金曜日から始まり、金曜日のデイ1は、島の中心部に設けられた3本のステージを、サービスパークでのミッドデイサービスを挟んで各2回走行。26日土曜日のデイ2は島の北部が主舞台となり、3本のステージを、ミッドデイサービスを挟んで各2回走行。その後、一日の終わりにはラス・パルマスでスーパーSSとして1.80kmのショートステージが行なわれ、バスケットボール・アリーナのコート内もステージとして使われる。

最終日となる27日日曜日のデイ3は島の南側エリアが舞台となり、2本のステージを各2回走行。その間にはレーシングカート・サーキットでスーパーSS、SS16「コスタ・カナリア」が行われる。最終のSS18「マスパロマス2」は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。

18本のステージの合計距離は301.30km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1082.20kmが予定されている。

勝田貴元はドライバーズポイントの獲得を目指す

トヨタはポイントリーダーのエバンス、開幕戦の覇者オジェ、2023年王者のカッレ・ロバンペラの3名がマニュファクチャラーズポイント獲得ドライバーとして参戦。勝田貴元はドライバーズポイントの獲得を目指す。

一方のヒョンデはこれまでの2戦と同様、ティエリー・ヌーヴィル、オイット・タナック、エイドリアン・フルモーの3台で挑む。ヌーヴィルは現在ランキング2位、タナック、フルモーはターマックを得意としている。

画像: シリーズをリードするトヨタは、エルフィン・エバンス、セバスチャン・オジェ、カッレ・ロバンペラがマニュファクチャラーズポイント獲得ドライバーとしてエントリー。

シリーズをリードするトヨタは、エルフィン・エバンス、セバスチャン・オジェ、カッレ・ロバンペラがマニュファクチャラーズポイント獲得ドライバーとしてエントリー。

画像: ヒョンデはティエリー・ヌーヴィル、オイット・タナック、エイドリアン・フルモーの3台で挑む

ヒョンデはティエリー・ヌーヴィル、オイット・タナック、エイドリアン・フルモーの3台で挑む

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