東京E-Prix優勝をはじめとする4勝を含む7度の表彰台を獲得し頂へ

残り2戦を残してタイトル決定という結果を見てわかる通り、今シーズンのローランドと日産の強さは圧倒的だった。

開幕戦こそノーポイントに終わったものの、第2戦で優勝すると第5戦マイアミを除くすべてのレースで表彰台を獲得。第7戦モナコE-Prixまでに優勝3回、2位3回とシーズンを席巻していった。そしてランキング首位で迎えた東京E-Prix。第8戦は不運もあり2位に終わるも、第9戦ではチームの母国で優勝をもたらし、訪れた2万人のファンを熱狂させた。

東京E-Prixで優勝を果たしたローランドはその後低迷。しかし、前半に稼いだ大量のリードにくわえ、ポイントを持ち帰る粘りを見せたローランドは残り2戦を残し初の栄冠に輝いたのだ。

画像: 自身初のワールドチャンピオンに輝いたオリバー・ローランド。

自身初のワールドチャンピオンに輝いたオリバー・ローランド。

ウイリアムズの育成ドライバーに選ばれるも、F1への参戦はかなわなかったローランド。しかし、フォーミュラ、GT問わずさまざまなカテゴリで活躍しドライバーとして成長していった。

2015年からフォーミュラEに参戦すると、日産が同カテゴリに初参戦を果たした2018年から3年間共闘。他チームに移籍するも低迷によりシートを失う厳しい時期もあったローランドだが、2023年から再び日産とタッグを組み、今年ついに世界の頂点に上り詰めた。

苦労人がもたらした世界一の称号は、今の日産、そして日産ファンに大きな喜びと感動を与えたことだろう。

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