2025年9月1日に発売したMotor Magazine11月号の特集は「ザ・スーパーカー」。ド直球すぎるタイトルだが、いま再び、スーパーカーに焦点を当てる。今回はその中からPart8 その他編に登場した個性あふれるスーパーカーたちについて紹介する。(写真提供:アルファロメオ、GM、ゴードンマレーオートモーティブ、ブガッティ)

ブランドの個性をもっとも表す存在=スーパーカー

スーパーカーとは「ブランドの個性をもっとも表す存在」ではないだろうか。少量生産かつ高性能、そして簡単には手が届かない存在だからこそ、各ブランドの“シンボル”に成りうるのだと思う。それはある意味、これまでのパートでお伝えしてきたスーパーカーブランドの作品たちよりも、ここで紹介するごくわずかのカスタマーに向けられたニッチなモデルの方がずっと、ブランドの個性を表す“濃度”が強いといえる。

アルファロメオ 33ストラダーレ

画像: 1967年にデビューした初代33ストラダーレからインスピレーションを受けたデザインが特徴。強烈な個性を示す楕円型ヘッドライトもそのオマージュのひとつだが、最新モデルらしく33本のスリットタイプのデイタイムランニングライトが光るのが特徴だ。モノコックボディにはカーボンファイバーが用いられており車両重量は1550kgと軽量。

1967年にデビューした初代33ストラダーレからインスピレーションを受けたデザインが特徴。強烈な個性を示す楕円型ヘッドライトもそのオマージュのひとつだが、最新モデルらしく33本のスリットタイプのデイタイムランニングライトが光るのが特徴だ。モノコックボディにはカーボンファイバーが用いられており車両重量は1550kgと軽量。

かのエンツォ・フェラーリは、もともとアルファロメオのテストドライバー出身で、1930年後半までワークスチームのマネージャーも務めていた。のちに独立し、彼の名を冠したブランドが世界のスーパーカー市場を席巻したのはご存知のとおり。つまりアルファロメオとは、スーパーカーの起源ともいえるブランドなのだ。

世界で33台のみが生産される33ストラダーレは、1967年の初代から多くのデザインモチーフを踏襲しており、言い換えればアルファロメオのロードカーの原点に立ち返ったような存在。新進気鋭さよりもどこか情緒的な雰囲気を感じさせる世界観は、創立115年を迎える老舗ブランドにしか醸成できない「個性」がある。

シボレー コルベット ZR1X

画像: アメリカ車の中で最強のパフォーマンスカーと豪語されるコルベットのトップモデルは、リアに1000psを超える5.5L V8ツインターボエンジンを搭載し、フロントアクスルにE-Rayで用いられた駆動用モーターを搭載した4WD仕様。生産はアメリカ・ケンタッキー州ボーリンググリーンにて行われるが、日本への導入時期や価格などは未定である。

アメリカ車の中で最強のパフォーマンスカーと豪語されるコルベットのトップモデルは、リアに1000psを超える5.5L V8ツインターボエンジンを搭載し、フロントアクスルにE-Rayで用いられた駆動用モーターを搭載した4WD仕様。生産はアメリカ・ケンタッキー州ボーリンググリーンにて行われるが、日本への導入時期や価格などは未定である。

50年以上のモデルライフで初めてミッドシップレイアウトを採ったシボレーコルベット。出で立ちや性能はまさにスーパーカーだが、他とは一線を画するデザイン表現やZR1Xの最高出力1267ps という猛烈なスペックを見るにつけ、やはりそれが自由を掲げるアメリカらしい作品だとわかる。

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