ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2025年10月29日、日本限定特別仕様車「CLASSIC DEFENDER WORKS V8 MUROMACHI EDITION（クラシック ディフェンダーV8 ムロマチエディション）」を発表した。伝統とモダンが融合した究極のクラシック・オフローダーで、ランドローバー日本上陸75周年を記念し、90と110の2台のみが製作される。
「室町（MUROMACHI）」の名を冠したワケとは…
ランドローバーと日本の関係は深い。1950年、東京・日本橋室町2丁目2番地にあった日本エンジニアリング株式会社が「ランドローバー・シリーズⅠ」を初めて輸入したことから、その歴史が始まった。
以来75年、今回発表された「CLASSIC DEFENDER WORKS V8 MUROMACHI EDITION」は、その節目を記念する“日本のための特別仕様車”である。
ショートボディの「90」。コンパクトなボディにクラシックなディテールを凝縮し、風格と力強さが同居する。
この限定モデルはショートボディの「90」とロングボディの「110」それぞれ1台ずつ、合計2台のみ生産される。製作は英国コベントリーのジャガー・ランドローバー・クラシック・ワークスで行われ、クラシックカー再生の最高峰に位置づけられる「WORKS V8」シリーズの新章となる。
外装にはこのモデル専用に調合された「ムロマチ・ヘリテージ・ニュートラルグレイ」を採用。ボディ同色のヘリテージメッシュグリルやナルヴィックブラックのスチールホイールが重厚な存在感を放つ。
さらに、英国バーミンガム最古の宝飾店が手がけた真鍮製バッジが各所に配され、「シリーズⅠ」の輸入車用シャシープレートを想起させる。
ロングボディの「110」。クラシックの象徴である直線基調のサイドラインを持つ、伝統を現代に受け継ぐ1台だ。
