ブリヂストンは2025年12月1日、スポーツタイヤ「POTENZA RE-71RZ(ポテンザ アールイーナナイチ アールゼット)」と「POTENZA Adrenalin RE005(ポテンザ アドレナリン アールイーゼロゼロファイブ)」を2026年2月に同時発売すると発表した。サーキットでの限界性能と公道での扱いやすさを両立したRE-71RZ、走りの楽しさと低燃費を兼ね備えたRE005の2モデルが刷新される。
日常から高速道路まで“走りの気持ちよさ”を追求「POTENZA Adrenalin RE005」
もう一方の RE005 は、“走りを楽しみたいすべてのクルマ好き”に向けた万能スポーツタイヤとして位置づけられる。ターゲットはスポーツカーに限らず、コンパクト、セダン、ミニバン、SUV まで幅広く、日常のドライブから高速道路の安定性、ワインディングのハンドリングまでを一つのタイヤで完結させる思想だ。


日常域での気持ちよさを重視した左右非対称パタンを採用。排水性と応答性を両立し、多様な車種で“操る楽しさ”を引き出す設計が特徴だ。
注目すべきは、全40サイズがウェット性能「a」グレードを獲得し、転がり抵抗性能でも19サイズが 「A」グレードを達成している点。これは「走る気持ちよさ」と「燃費性能」という本来相反する要素を高次元で両立したことを意味する。
RE005のパタンは、排水性を高める“パルスグルーブ”を採用し、コーナーリング時の応答性を高める「Aシェイプ」を継承。骨格形状(ケースライン)はハンドリング性能と低燃費を両立する新設計で、一般道の速度域でも“気持ちよく曲がる”特性が明確に感じられるはずだ。
新開発コンパウンドによってウェット性能は特に高く、雨天時でも安心して走れる特性は、日常領域でこそ効いてくる。スポーツタイヤにありがちな「ドライ専用」ではなく、普段使いの快適さと安全性まできちんと考慮された製品となっている。

シリカと各種ポリマーを最適配置することで、ウェット路面での粘りを確保。日常の速度域で安定した操舵フィールと低燃費性能に貢献する設計だ。


