ジャパンモビリティショー(JMS)2025に参考出品され、2026年夏に発売予定の日産の新型「エルグランド」。そのディテールを写真で紹介しよう。
「キング of ミニバン」の復活まで、あとわずか!
日産のプレミアム ミニバン「エルグランド」が約16年ぶりに4代目にフルモデルチェンジされる。JMSに参考出品されたのはプロトタイプだが、ほぼそのままのスタイルで登場するだろう。その商品コンセプトは、「リミットレス グランドツアラー」。遠出が楽しくなる、誰もがうらやむ、日本の高級車を原点から再創出したプレミアム ツーリングミニバンを目指している。
デザインコンセプトは「ザ・プライベート MAGREV(リニアモーターカー)」。これは2023年のJMSに出品されたコンセプトモデル「ハイパーツアラー」と同じで、つまり新型エルグランドのデザインはハイパーツアラーの進化版といえる。サイズは未発表だが、従来型より少し大きくなり、とくに全高は90mm以上高められ、ライバル車であるトヨタ アルファード/ハイブリッドとほぼ同寸と思われる。
インテリアは、特別なプライベートラウンジのような空間を目指して開発された。モダンで広がりのあるインパネには国内モデル初の14.3インチの大画面統合型インターフェース ディスプレイを採用。幅広で高いコンソールや、広範囲にあしらわれた表皮や木目調パネルなどで高級感を演出している。
パワーユニットには1.5Lターボエンジンで発電してモーターで駆動する、第3世代のe-POWERを搭載。スペックは未発表だが、これで4輪を駆動する電動駆動4輪制御技術のe-4ORCEと組み合わせ、さらに電子制御のインテリジェントダイナミックサスペンションも採用してる。新型エルグランドの登場で、2026年のミニバン市場は大きく変わるかもしれない。



