上質感アップの「LUXION」、スポーティさ強調の「ハイウェイスターV」
2026年に35周年を迎え、現行で6世代目となる日産のミドルサイズミニバン「セレナ」に、マイナーチェンジが行われた。
「LUXION」に採用された新デザインのフロントグリル。
今回のマイナーチェンジでは、「LUXION（ルキシオン）」と「ハイウェイスターV」のエクステリアデザインを刷新するとともに、「LUXION（ルキシオン）」に新たな専用インテリアが採用されたのだ。
「LUXION」は、より上質さとプレミアム感のある洗練されたエクステリアとなり、インテリアにはしっとりとした触感と包まれる心地よさをもたらす次世代素材「テーラーフィット」のシートが専用として配された。
足元の新ホイールデザインをはじめ、スポーティーさがより強調された「ハイウェイスターV」。ボディカラーは、新色のムーンボウブルーとダイヤモンドブラックブラックの2トーン。
「ハイウェイスターV」は、スポーティさに特化したデザインを採用し、堂々とした存在感をアピールする。また全グレードでムーンボウブルー、アクアミント、ディープオーシャンブルーの新ボディカラー3色の追加も行われている。
先進のインフォテイメントシステムや安全運転支援機能を搭載
「セレナ」初となる、メーカーオプションNissanConnectインフォテインメントシステムの採用が行われたのも見逃せない。この最新システムはGoogle搭載により、「Googleマップ」「Googleアシスタント」「Google Play」の各機能に対応してくれる。ディスプレイは12.5インチ。
12.5インチの大型モニター採用のNissanConnectインフォテインメントシステム。
ドアの施錠し忘れや、ハザードランプ消し忘れ、窓の締め忘れをスマホに通知してくれる「し忘れアラート」や、離れた場所からでもクルマを見守る新サービス「リモートフォトショット」にも対応してくれるのも嬉しい。ディーラーオプションとして15.6インチサイズの大型後席専用モニターも用意される。
走行開始時に毎回e-Pedal Stepスイッチを操作する手間を省く、「e‑Pedal Step 前回モード記憶」機能の追加も行われた。これはユーザーからの要望を反映したものだ。また、停車時にエンジンを切るとメーター内のディスプレイに「後席を確認してください」とメッセージが表示されブザーが鳴る「後席リマインダー」も装備される。荷物のうっかり忘れや、子供の置き去り防止に最適だ。
「後席リマインダー」のディスプレイ画面。
安全運転支援機能の充実も図られた。車両の周辺状況を3D映像でより直感的に確認可能な「3Dビュー」、交差点等で運転席から死角になる前方の左右が見えるようにサポートする「フロントワイドビュー」、ミラーを閉じた状態でも両サイドビューを表示し、狭い場所での駐車等をサポートする「両サイドミラークローズドビュー」の3つの新しい表示機能を搭載した、「インテリジェントアラウンドビューモニター」の採用がそれだ。
