フォルクスワーゲンジャパンとステランティスジャパンは2026年12月19日、幕張メッセで2026年1月9日から11日まで開催される「東京オートサロン2026」への出展内容を発表した。フォルクスワーゲンは、GTIの未来像を示す「ID. GTI Concept」を国内初公開するなど、電動化時代のブランド戦略を披露。ステランティスはプジョー、シトロエン、DSオートモビルの仏3ブランドで初出展し、日本初公開モデルを展示する。
GTIはEV時代へ。フォルクスワーゲンが描く「走りの継承」
東京オートサロン（以下、TAS）はカスタムカー文化を起点としながら、近年は電動化、先進技術、ブランド体験の発信拠点へと進化してきた。その舞台において2026年、欧州ブランドの存在感がこれまで以上に強まる。
フォルクスワーゲンジャパンはより明確なメッセージを携えてTAS2026に臨む。最大のトピックは、「ID. GTI Concept」の日本初公開だ。
GTIのDNAを電動化時代へ継承するID. GTI Concept。赤いアクセントや低く構えたスタンスが、走りの象徴としてのGTI像を鮮明に示している。（※写真は展示車とは異なります）
GTIは1976年の初代誕生以来、「運転の楽しさと日常性の両立」を象徴してきた存在である。そのDNAをフル電動モデルとして再解釈したのが、このコンセプトカーだ。単なるEVではなく、GTIらしさをいかに次世代へ引き継ぐか。その答えを具体的な造形と思想で示す展示となる。
加えて「ゴルフ R Black Edition」や「ID. Buzz」の展示も行われ、スポーツとライフスタイルという両軸からブランドの幅広さを訴求する構成となっている。
ブラック基調の専用パーツで精悍さを強めたゴルフ R Black Edition。ハイパフォーマンスモデルらしい存在感を、視覚的にわかりやすく打ち出している。（※写真は展示車とは異なります）
伝統のワーゲンバスをEVとして再解釈したID. Buzz。ロングホイールベース仕様は、デザイン性と実用性の両立を象徴するモデルだ。（※写真は展示車とは異なります）
