SUVルックに変わり、新パワーユニットを搭載
新型シトロエン C3でひと目見て変わったとわかる点がエクステリアデザインのコンセプトで、従来の丸み帯びたハッチバックスタイルから一転、いまやクルマのボディスタイルのメインストリームとも言えるSUVルックへと大幅にイメージが変わった。直線的で大きく立派に見えるボディだが、全長4015×全幅1755×全高1590mmと小柄で、Bセグメントの枠を堅持している。またヘッドライトとテールランプにシトロエン最新のデザイン言語を採り入れている点も新しい。
インテリアは禅に由来する「C-ZENラウンジ」と名付けられたデザインコンセプトに基づいたもので、ミニマルかつ視覚的な雑念を極力省いた心地よい落ち着いたもので、乗る人が自宅のリビングで感じる安心感や快適性を得られる空間を目指した。
乗り心地を重要視するシトロエンのこだわりはシートにも表れており、C3としては初採用となる「アドバンスト・コンフォート・シート」を採用。表層部は柔らかくして座った瞬間に包みこまれる感覚を、中央部には高密度フォームを用いてサポート力を高めることで長時間のドライブでも快適な着座姿勢を保つ。
これに加えて足まわりにも乗り心地を良くする工夫が見られる。それが「プログレッシブ・ハイドローリック・クッション」で、一般的な笑芸を受け止めるメインダンパーの中に大きな衝撃を和らげるセカンダリーダンパーを備えたもので、これが魔法の絨毯と形容されるシトロエンならではの乗り心地を実現している。
パワーユニットも大きな注目点で、ステランティス系ブランドの小〜中型車の新たな主力となる1.2L直3ターボエンジン+モーターのマイルドハイブリッドシステムを搭載し、これに6速DCTが組み合わされる。軽快な走りに加えて、WLTCモード燃費は22.3km/Lと省燃費性能にも優れる。
このように内外装のデザインはもちろん、走りや乗り心地といった面までトピックが多いシトロエン C3。Bセグメントカーの新たなベンチマークになれるか、要注目の1台だ。
■シトロエン C3 MAX ハイブリッド 主要諸元
●全長×全幅×全高:4015×1755×1590mm
●ホイールベース:2540mm
●車両重量:1270kg
●エンジン:直3ターボ+モーター
●総排気量:1199cc
●エンジン最高出力:74kW(101ps)/5500rpm
●エンジン最大トルク:205Nm/1750rpm
●モーター最高出力:15kW(20ps)/4264rpm
●モーター最大トルク:51Nm/750-2499rpm
●トランスミッション:6速DCT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:プレミアム・44L
●WLTCモード燃費:22.3km/L
●タイヤサイズ:205/50R17
●車両価格(税込):374万円




