セヴンというフィルターを透して見た近未来のスポーツカー
1960年代に登場したライトウエイト スポーツカー、ロータス セヴンを引き継いで生産しているイギリスの小さなスポーツカー メーカー「ケータハム(Caterham)カーズ」。現在は日本のVTホールディングスの100%子会社となっている。
そんなケータハム カーズが2023年のグッドウッド フェスティバル オブ スピードで初公開したのが、コンパクトなEVスポーツクーペ「プロジェクトV」だ。そのスタイリングを手がけたのは、同社のデザイン部長となったフランスのデザイナー、アンソニー・ジャナレリー。ネオクラシカルなクーペスタイルで、フロントのデザインはセヴンのノーズコーンを彷彿とさせる。
ここで紹介しているプロトタイプは、東京オートサロン 2026に出展されたモデルで、それまでに展示されていたモデルとは別もの。以前のモデルはリアシートは1人掛けの2+1だったが、このクルマでは2+2の4人乗りとされている。インテリアはバックスキン調の素材でトリムされ、セブンを彷彿とさせるフラットなダッシュパネルには丸型2連メーターやディスプレイなどが埋め込まれ、デジタルとアナログの融合を感じさせる。
このプロトタイプ車両は東京R&Dと共同製作され、パワートレーンにはヤマハが独自開発したeアクスルを、そして液浸冷却バッテリーを採用して、走行テストが行われている。イギリスが誇るライトウエイトスポーツカーのDNAと、日本をはじめとするグローバルな自動車テクノロジーの結晶である、ケータハム プロジェクトV。そんなライトウエイトスポーツEVが公道を走る姿を、1日でも早く見たいものだ。
ケータハム プロジェクトV(プロトタイプ) 主要諸元
●全長×全幅×全高:4350×1850×1230mm
●ホイールベース:2630mm
●車両重量:1430kg
●モーター:交流同期電動機
●最高出力:200kW(272ps)
●バッテリー総電力量:47kWh
●航続距離(WLTP):400km
●0→100km/h加速:5.0秒以下
●最高速度:230km/h
●駆動方式:RWD
●タイヤサイズ:前235/35R19、後285/30R20
※数値は目標値




